アレクサンドロ原田です。

拘りが強い人とか、自分はこう生きる!って宣言している人って、いかにも自分らしさを発揮しているように見えますね。

 

ところが!

我が道を行くことが余計に自分らしさを遠ざけているとしたら・・・

 

今日一枚引いてみたカードがそのことを教えてくれました。

「78枚のドア」というテーマのタロットカードより、ソード(剣)のクイーンです。まるで幽体離脱をしているかのような絵で、自分自身の魂が抜けてしまっている様子が描かれています

 

カードの作者は「エネルギーに溢れた女性で、その性格ゆえに本来の自分らしさから切り離されている」と述べています。

 

伝統的なタロットカードに親しんでいる人ならば、どうしてソードのクイーンがこんな絵になるんだろう?って思うかもしれません。

こちらはライダーウエイト版のソードのクイーンです。剣をまっすぐに保ち、そっぽを向いている人物は、一度決めたことを曲げない頑固さや融通の利かなさ、あるいは決まり事に拘る潔癖さなどを表しています。

 

頑固さや潔癖さが、周囲からの期待や圧力がきっかけになっているとしたら。こう振る舞わなければいけない、こう生きなければいけない、という気持ちが本来の自分らしさを覆い隠してしまいます。

 

すると、行き場を失った自分らしさの魂は抜け出すしかなくなります。だから、「78枚のドアタロット」では魂が抜けていくかのような絵になったわけです。

 

こうでなければ、ああしたい、という拘りは、本来の自分らしさを由来しているのか、周囲の期待や圧力なのか、もう一回考えてみましょう。

Tarot of the 78 Doors/ Tarot de Las 78 Puertas