一夜限りの夢に想いを馳せたところで
何かが変わる訳でもなく
愚かにも夢を見続けたところで
其れが叶う訳ではない

十二時までの幻だと知ってなお
王子と踊る灰かぶりの面影残る硝子の靴が
未だ主を待っているなど誰も知らぬこと



置いてけぼりの硝子の願い
捩じれる時間と
重ならぬ平行線
繰り返された無限ループ

螺旋階段の其の先で君が待っている
弱音を吐きたい時が在る。
誰かの、例えば貴方の、すぐ傍で、声を潜めて。
ただ貴方は私の弱いところを
静かに見守ってくれれば其れでいい。
そして、
できればその大きく、骨張った手で、
私の手を強く握ったままで。
きっと私は、明日になれば、
いつもの私に戻っているだろう。
でもそれは、貴方が居てくれたおかげ。


ありがとう。
   いつも素直に言えないコトバ。