手と手の間に生まれた熱
ぬくい温度があたしを安心させた

その熱を あい と名付けよう
決めたのは 或る曇天の日
灰色の空さえ あたしを祝った


溢れ出す感情を制御できなかった
その時 あたしは永遠を信じていたのだと知った
悲しくはない そう言ってみる
裏側では 底知れぬ痛みが疼いていた
あいされたい あいされたい
してほしいばかりで成り立つ関係はないと突きつけられる



何がいけない とか
そういう事でないことぐらい 理解っていたつもりだった
でも
そうやって逃げたくなるほど 疲労しきっていたのも確かなんです



一緒に居るほどに 大切な事を見失って
傷が目立ち 綻び 忘れる
芯を冷やす朝の空気のように
何かが あたしの中で 急速に冷えた







すき、 と紡いだこの口で
ごめんね という音を奏でた


確かにそこには感情が在った のに






















(いまもかわらずすきです、とは言えない)(きっときみはないてしまうだろうから)