今日は~ 今日はこんな時間にブログを書いている はみ出し母ちゃん ですぺこ


この絵本は取り寄せではなく、本屋さんで自分自身が出会いたかったので、や~っと私の手元にやってきてくれました。


おこだでませんように



くすのき しげのり・作  石井聖岳・絵


読んでいると、まさに私の小さい頃にタイムスリップしたようでした。

私も物心ついた頃から、ずーっとこんな感じの子どもでした。
いや、女の子だったので 「女のくせに!!」というオマケもついてたような(^^;)。


親からは「おまえは最低な人間だ!」と言われ、今だったらすぐに警察に通報されるような躾という名の虐待を受けていました。

弟はあまり怒られないのにどうして私だけ?

なので私は我が家が一番居心地の悪い場所でした。


私: 「なんで私は悪い子なんだろう?悪いことしようなんてちっともおもっていないのに。誰も私のいうことなんて聞いてくれない・・・。」

いつもそう思っていました。自分の言いたいことを主張すると、余計に
火に油を注ぐ結果になったので、言いたいことはいつも飲み込んで『怒られている時間』が早く通り過ぎることを待っていました。


毎晩寝るときに 「明日はひどいことがおこりませんように。」と神様にお祈りをして眠りました。

たまに楽しいことが続くとあとに必ず来るツラいことが怖くて、いつもビクビクしていました。

そんなに楽しくなくてもいいから、普通でいいから・・・。

それが当時の私の望みでしたが、神様も私の望みを聞いてはくれませんでした。



そんな私が大人になって、自分のところに子どもたちがやって来てくれた時、私の息子は小さいころの私そっくりでした。
私はこの子に私のような思いはさせたくない!!と心に決めました。


息子にも娘にもたくさん『思い』を聞いてあげようと、育ててきました。
だって、子どもたちだって色々なことを思って、子どもながらも精一杯考えて生きているんですから。




おこだでませんように

“思い”をたくさん持っているのに、言葉にできない子どもたち。

“言いたいこと”がたくさんあるのに、それを飲み込んでしまわざるを得ない子どもたち。

つらい気持ちを一人で抱えて耐えている子どもたち。


私はそんな子どもたちの先輩として、話を存分に聞いてあげたい。

私はそんな子どもたちの味方であり、通訳でありたい!!



この絵本を読んで、やっぱりそんな風に強く思うのでした。








最後まで読んで頂き、有難うございました
Wハート