第143回日商簿記検定3級に合格しました | C l e a r n e s s

 

色々考えるところあって、4月の始め位に簿記3級の資格取得を思い

立ち、今月12日(日)に受験し、無事合格しました。

使用教材や感じたことなどを書いておこうと思います。

 

 

「3級は誰でも受かる」とか「2週間で合格出来る」というようなことを、

おそらくインターネットや本屋さんなどで過去に目にした記憶から、

「3級は簡単」というイメージがあり、ちゃんと勉強を始めたのが受験

申込みをした本試験約1ヶ月前だったのですが、思っていたより難しく、

「なめてました…」と大いに反省あせる

 

私の場合、大学の研究室での予算管理や海外営業事務などで、少し

複雑な数字を扱う仕事の経験はあったのですが、簿記に関してはほぼ

知識ゼロで、「借方・貸方って何?」「仕訳って何?」というレベルでした

から、「結構難しいし、誰でも受かるとか嘘やんビックリマーク」と焦りました(・・;)

 

資格取得を思い立った時点で、99円のKindle本『ホントにゼロからの簿記

3級』だけは読んでいましたが、

この時点ではまだ試験についてよくわかっておらず(笑)、1ヶ月以上過ぎて

本腰で勉強を始めてから私が使用した教材は以下の3冊。
(あまりお金をかけられないため、独学以外の選択肢はありませんでした)

 


①『サクッとうかる日商3級商業簿記 テキスト+問題集』

Amazonの評価も参考にしましたが、書店で手にしてみて、カラーでわかり

やすそうでウサギとカメのキャラクターが気に入ったのと(笑)、仕訳コレク

ション(ダウンロード)付だった点で購入。

結構わかりやすく、章や節ごとに基本問題があって良かったと思いますが、

問題集の部分の解答に配点箇所の記載が無いのはマイナス点だと思いました。

 

 

②『スッキリとける 日商簿記3級 過去+予想問題集 2016年度』

過去問6回+予想問題3回という分量が良さそうで、テキストとは違うスクール

のものにしてみようと思い購入。

答案と問題用紙が別冊になっていて使いやすかったですが、私にはもう少し

大きいサイズの本の方が良かったかなと思いました。

あと、解説があまり詳しくなくて、同シリーズのテキストを持っている人向け

かなと感じました。

 

 

③『第143回をあてる TAC直前予想 日商簿記3級 』

最初は上記の2冊で済ませるつもりでしたが、試験8日前に本屋で見て、

無料の解説動画が見られることと、手で切るだけで使える仕訳カードに惹か

れて購入。

大きいだけに見やすいですし(持ち運びには不便ですが(笑))、動画の

解説もわかりやすく、買って良かったと思いました。

 

 

*ちなみに私が使用した電卓はこちら

2,000円を切っていたため、送料無料のヨドバシ.comからの購入に

しました。

軽めのタッチで大きさも私にはちょうど良くて使いやすかったです。

 

 

そして、情報サイトである[簿記検定ナビ]簿記e支援.NETさんの

主に仕訳問題を活用させて頂き、某スクールの無料模試&解説にも参加

しました。

 


本試験まであまり日数が無かったため、まずは1週間程で基本問題も

含めてテキストをざっと理解出来る程度に一通り進め、その後問題集の

部分を最初はテキストを見ながら行い、試験全体がどんなものであるの

かを理解していきました。

 

1・3・5問が配点が大きく重要であること、とにかく1問目でもある

仕訳がすごく大切で鍵であるとわかったので、次の1週間後に控えた

無料模試を受験出来る形までもっていけるよう、①の仕訳コレクションと

上記サイトの仕訳問題から1日最低10問(これは本試験前日まで毎日)、

そして②の6回分の過去問題の1・3・5問だけを解いて、解答・解説を

確認しました。

 

無料模試では1・3・5問だけを解くつもりで受けたため時間はあったの

ですが、3問の試算表の合計欄を残高と勘違いしていて撃沈(汗)

でも、本試験でなくてほんまに良かったと思いましたし、無料模試を

受けて良かったと思いました。

ちなみに、この日講師の方が言われていた、「本試験は緊張するもの

です。必ず合格出来るような試験ほど緊張します」というような言葉を、

私は後に本試験でひしひしと痛感することに...(+_+)

 

この頃には、「わからなかったことがわかるようになる、出来なかった

ことが出来るようになるのはやっぱり楽しい」と思えるようになって来て、

残りの2週間は「とにかく、2・4問も含めて“問題を解いて解答・解説を

確認する”を出来るだけ繰り返そう」と思い、まずは1度解いた過去問題、

①の問題集、無料模試を再度行い、解説を読んでもわからないところは

テキストで確認するようにしました。

 

時間の都合で②の予想問題模試は捨てて、③を時間を計って行い、

どの問題も時間に余裕がある状態で解け、点数も良かったですし、

「市販の問題集は本試験よりも難しく出来ている」といった内容が書か

れている情報サイトもあったため(これは間に受けてはいけませんでし

たね(苦笑))、

「落ち着いて、大きな勘違いとかをしない限り大丈夫かなぁ」と思えてい

ました。

 

そして本試験。

多くの皆さまと同様、3問でしばらくパニックに陥り汗、かなりの時間を

ロスする羽目に...

「部分点があるから、あきらめずに落ち着け」と自分に言い聞かせ、

何とか進めて行きました。

5問はそう難しくはなく、2・4問は簡単だったので助かりましたが、

試験後は「絶対に問題と解答用紙にヒントはあるんやし、焦らんと

落ち着いたらもっと出来たのになぁ...」と後悔の念が。

 

解答速報では1問と5問のケアレスミスに気づいてしまい(>_<)、

「思った以上に緊張してたんかな」と感じ、自分の解答を全て覚えて

いる訳ではないので、他にもミスがありそうで不安になり、自己採点

では合格ラインぎりぎりといった感じで、なんとも冴えない気分になり

ました。

 

次回の試験まで持ち越すのは、私にとっては厳しい状況のため、

合格発表当日、かなりドキドキしながらHPを確認すると自分の番号が

見当たらず、「あかんかったか...」と思いきやそこは2級の欄(^_^;) 

3級の欄に自分の番号を見つけて、とにかくホッとしました~晴れ

(結果的には3問の部分点がかなり取れていて80点台でした)

 

 

こういった試験の類は、一昨年のTOEIC受験がありましたが、TOEICは

過去何度も受けているので、今回、初めて簿記検定の勉強・受験を経験

してみて、また新たな学びがあり、とても良かったと思っています。

やはり、自分が身をもって経験することって大切やなと改めて感じました。

 

簿記3級は3級の検定試験としては、決して簡単とは言えないと思い

ますし、落ちたら恥ずかしいような内容では無いとも思います。

数学的な要素ももちろん必要ではありますが、それ以上に読解力が

要求される試験だと思いました。

前回・前々回の合格率が26%台で、確か英検2級の1次がその位だと

思うので、難易度は高めではないでしょうか。

今回は30数%位にはなりそうということですが。

個人的には、回によって合格率が50数%だったり10数%の時もある

ような問題作成のあり方には、正直疑問を感じてしまいます。

 

 

とにかく一段落ついて安心しましたが、合格発表まで気持ちが落ち

着かず、つい先延ばしにしていた大仕事(?)に、これからまた気持ちを

切り替えて取り組みます虹