吉井さんに対する自分の気持ちを書いておきたいと思います。
あくまでも個人的な見解です。
まとまりの無い長文になりそうですが...
5月に書いた前回の記事の通り、今年は自分の誕生日に初めて、しかも18年の
ファン歴史上最善の席で、吉井さんのLIVEを観てそれなりに楽しめはしたの
ですが、実のところ私は、「吉井さんの気持ちが以前ほどはファンの方に向いて
いない」ように感じていました。
ソロになって、39ツアーの頃からの吉井さんって、「本当に自分のファンの幸せを
願っていたり、自分のLIVEなどでファンを幸せにすることを望んで活動してはるん
やなぁ」と私には思える部分が多々あり、震災後の“Flowers & Powerlight
Tour”から一昨年の“GOOD BY”ツアーにかけては、特にそれを強く感じられて、
本当に幸福感を感じられるLIVEを体験出来たのですが、5月の神戸のLIVEでは
そういった感じは無く、それまでとは違う吉井さんを感じていました。
でも、LIVE自体は良かったと思うし、吉井さん自身楽しそうでしたし、こういう感じの
吉井さんの方が好きな人達もいるやろうしとは思いました。
単に私がそれ以前と比べて、物足りなさや寂しさのようなものを感じただけのことで(笑)
で、6月下旬の例の件を知った時に、相当な衝撃を受けつつ(苦笑)、
「あぁ、なるほどなぁ、これやったんかぁ」と勝手に納得していました。
(後に、娘さんのご結婚とお孫さんが産まれた事を知り、それもあったんやろうなと
思いましたが)
あと、この発表が自分の誕生日のLIVEの後やったことは、ほんまに感謝しました(笑)
吉井さんの音楽は、TYM時代もそうですがソロになってからは更に、決して万人
受けするタイプのものでは無いので、それに強く惹かれる人というのは、独特の
感性や美意識を持っていると思うんです。
なので、吉井さんが創り上げてきた音楽の世界とはかけ離れた感じがしてしまう
お相手と、出来婚という形で結婚され、しかもツアー中に、お相手の方からのみの
発表という一連の出来事が、何とも格好悪く受け入れ難く感じてしまったり、
自分が大切にしてきた吉井さんの音楽の世界を貶められたような気持ちになって
しまうのは、理屈ではなく感性や美意識の問題なんちゃうかなぁって、少なくとも
私の場合はそうやなぁと。
批判的な意見に対して、「ジャニーズやアイドルのファンじゃないのだから」みたいな
意見も結構目にしましたが、そういうことでは無いんですよね。
吉井さんが女好きなことなどほとんどのファンにとっては周知の事実な訳で、
女性の影が無い方がびっくりするくらいでしょうが(笑)、お相手がタレントさんと
いうことで特定出来てしまい、曲を聴いている時やLIVE中などに、ふとお相手の
顔がよぎってしまい、純粋に音楽を楽しむことや音楽の世界に入ることの妨げと
なってしまうようなことが辛いなぁと。
それが気にならない程鈍ければ、吉井さんの音楽に強く惹かれていないのでは
ないかと思うのです。
そして、知りたくもないプライベートな事柄を、何らかの形で知らされてしまう事が
あるのも嫌ですし。
思うところあって、ものすごく久しぶりに、『吉井武道館2007』と2008年の『Dragon
Head Miracle Tour』のDVDを観ていて、この記事を書こうと思ったのですが、この
DVD BOXのボーナスDVDの中で、ドラムのジョシュが、
「彼(吉井さん)の音楽は彼自身にとてもよく似ていると言える」
「彼の音楽で表現していることは、時に彼の人となりを表していると思うんだ」
という内容のことを言われていました。
吉井さん自身も、「音楽にはその人がどういう人なのかが顕れるし、ごまかせない」
というようなことを、雑誌のインタビューなどで何度か言われていた記憶があります。
自分が好きなアーティストの音楽と人間性を、ある程度結びつけて捉えてしまう
のは自然なことではないでしょうか。
特に吉井さんのようなアーティストの場合は。
だから、吉井さんがその音楽の世界とはかけ離れた印象を受けるお相手を選ば
れたことで、まるで、吉井さんがこれまで創り上げて来た音楽の世界を捨てて、
売れ線狙いの魅力の無い路線に変更したかのような衝撃を感じてしまったの
かなぁ、私は。
お付き合いの時点では割と平気でしたが、結婚(しかも出来婚)となるとさすがに
辛いものがありました。
こちらとしては、テレビなどのメディアを通してしか、お相手の方の事を知るすべは
なく、勝手な印象であることはわかっていますが。
お相手が、私生活が謎なミステリアスな女優さんだったりすれば、全く問題無かっ
たのかもしれません(笑)
また、ツアー中にああいう形での発表となった事は、LIVEを楽しみにしているファン
に対する配慮が無さ過ぎたと思います。
それが無ければもっと素直に楽しめたファンが沢山いたはずでしょう。
私もチケットを取っていた7月初めの大阪のLIVE2本、複雑な気持ちを抱えたまま
観に行きました。
LIVEとしては5月よりも良かったと思いましたが、それは「ここでいいLIVEをやらな
ければ後が無い」ような危機感ゆえと私には思え、神戸では無かったようなファン
サービスも過剰なように感じてしまいました。
(余談ですが、このツアーでアンコールラストの曲となっていた“ボンボヤージ”
が、どうも私にはボヤけた感じがして響かず、あまり好きではないことでも、
吉井さんとの距離感を感じていたのかもしれません)
数年前、熱愛報道があった際に、“自分の音楽が廃れるような人生だけは絶対に
選びませんからご安心を” というモバイルサイトの吉井さんのメッセージに、
「あ~、やっぱり吉井さんは大丈夫。信じられる」と救われた気持ちになっただけに、
吉井さんとファンにとって大切なLIVEに影響を及ぼしてしまう事態となったことが、
残念で悔しかった。
どういった経緯であのタイミングでの発表となったのか、本当のところはもちろん
私にはわかりませんが。
そしてその後の吉井さんサイドの対応が、ファンに対する誠実さを感じられるもの
ではなかったのも残念でした。
(この件以外にも、色々と不満に思うこともありましたしね)
熱愛報道の時からそうですが、あのお相手の方が絡むと、どうも吉井さんの対応が
不思議な位格好悪くなってしまうように思うんですよね。
(例のモバイルサイトのいくつかの思わせぶりなメッセージタイトルには、私は
「おちょくっとんのか!?」と憤りを感じた側です(苦笑))
未だに吉井さんが何も触れないことが、妙に不自然でスッキリしない部分もあり
ますが、大阪のLIVEで偶然会った知人は、「吉井さんが何も触れないでいてくれ
てるから救われてる」と言ってましたし、「このまま黙っていて欲しい」と思われて
いる方達も結構いるようなので、それはそれで仕方無いのかもしれません。
もちろん、吉井さんが誰と付き合おうが結婚しようが、吉井さんの自由です。
結婚したこと自体を悪いと思っている訳でもありません。
ただ、いちファンである私がここに書いたように思うことも、他のファンの方達が
それぞれどう思うかも自由だと思うのです。
(汚い言葉で罵ったり誹謗中傷するのはダメだと思いますが)
そして自分がどう思うかは、本当のところは自分自身の側の問題なのだとも思い
ます。
「アーティストとして素晴らしければ、人間性はどうでもいい」とは私は思いませんが、
別に聖人君子を求めている訳ではありません。
ただ何ていうか、「自分の音楽とファンに対してだけは誠実であろうとする」その
姿勢が、私が吉井さんのファンで有り続けられた大きな理由なんですが、私が
大切だと思うその誠実さのポイントと、吉井さんサイドのそれとのズレを感じてし
まったなぁと。
私が吉井さんを見る目が変わってしまったこと、今の吉井さんを格好いいとは思え
ないことは事実ですが、誰にでも多面性はあるのでしょうし、何事も全てのファンの
気に入るようにすることなどは当然不可能ですから、吉井さん自身が本当に納得
出来る道を進まれているのであればそれでいいことだとも思います。
結局、私は7月末でモバイルサイトを退会し、しばらく吉井さんから離れることに
しましたが、実は5月のライブの後に、吉井さんのPCサイトを見ながら、「でも結局は、
これも人の欲望を駆り立てることで成り立ってはる仕事やんなぁ」とふと思い、
「もし自分自身のためにならないと思ったら、私はいつでも吉井さんから離れる
準備は出来てるな」と思ったことがあったんですよね。
なので、私にとっては丁度いいタイミングで、起こるべくして起こったことなのかも
しれません。
でも今でも、TYMでも吉井さんのソロでも好きで素晴らしいと思っている曲はいっ
ぱいありますし、ソロになってからの吉井さんに対して、人としての素晴らしさを
感じたことが沢山あり、その時その時私が感じとっていたものは本物だったと思っ
ています。
吉井さんのファンであることを本当に誇りに思っていました。
元々バンド時代から、盲目的なファンという訳では無かったので、根拠無く変に
美化していた訳では無いとも思っています。
本当に諸行無常で、この世に変わらないものなど無く、吉井さんも私も誰もが
刻々と変わって行っている訳で、そのうちまた、「やっぱり吉井さん格好い!!」と
思うようになるかもしれませんしね(笑)
とにかく、犯罪や不要に人に迷惑をかけるなど、人としておかしいことをするので
なければ、他の人にどう思われようが、誰もが自分が納得出来る生き方をすれば
いいのだと思いますし、私こそ人のことを気にしている場合ではなく(^^;)、自分が
納得出来る生き方が出来るよう、マイペースで少しずつでも頑張りたいと思います。
それでは、もしこの記事を最後まで読んでくださった方がいらしたら、
どうもありがとうございます。 どうぞよい新年をお迎えください

そして、どうか本当に良い世の中になりますように



脳内BGM “NATURALLY” by YOSHII LIVINSON♪゜・*:.。. .。.:*・♪