何度か紹介している、“たまちゃんSOUZOU学科”というブログの、こちら
の記事で
書かれている、
「精神世界で、出回っている動画、ババ爺の一瞬で女性を目覚めさせる、とかいう動画。
あの女性が、はたして、死ぬまでの人生をどう生き抜いたのか誰も知らない。
しかし、ああいった動画に人は、目を輝かす。」
という文章に、非常にうなずけるものがあったわたし。
(この動画のことは知らなかったですし、見てもいないのですが)
その後、たまちゃんの勉強会でのお話でも、「一面しか観ていない」という内容が、
とても印象に残りました。
わたしが、いわゆるスピリチュアルなものへ強く関心を持つようになったきっかけが、
体の不調を何とかしたいということで、それまでの10年位、普通の病院では「何ともない」と
診断されるし、色々なタイプの整体や鍼、マッサージなどいくつも通ったものの効果が無く、
原因も改善方法もわからずで、現在まで20年近く悩まされている症状があるので、
「奇跡的に治った」ような話を聞くと、つい「自分も治るかもしれない」と思って、試してみたく
なってしまうんですよね(^_^;)
それは、スピリチュアルな範疇のものに限りませんが。
いかにも胡散臭いものや、あまりにも高額なものには手を出しませんでしたが、それでも、
わたしにとっては相当な金額と時間を費やして来たと思います。
で、結局、根本的な改善には至っていませんし、その理由として納得出来るものも
ありません(悲)
スピリチュアル系のヒーリングなどで、何らかのエネルギーを感じたり、光を見るとか、
自分では無い存在が出て来て喋ったとか、神秘体験っぽいことは何度かあり、
そのことで、そのセラピストやメソッドが、本物であるかのように思っていた時期も
あったのですが、わたしの場合、幸か不幸か、体調が改善されなかったため、盲信する
ようなことは無かった訳です。
元々わたしは、何かや誰かを崇拝したり盲信したりは出来ず、どこかで疑っているタイプ
ではありますが、それでももし、体調が改善されていれば、特定の何かにのめり込んで
いる可能性はあったと思うので、そうならずに済んで良かったとは思います。
もちろん、これからも気をつけなければいけませんが(笑)
スピリチュアル系にありがちなのが、「あなた自身が治ることを許可していない」
「潜在意識では治りたいと思っていない」などと、クライアント側の意識の問題とする
パターンで、それは正しい部分もあるとは思いますが、「じゃあどうすれば治るのか」まで
的確な指摘が出来てこその、ヒーリングやセラピーなどではないのでしょうか。
高額な料金を取るのであれば。本当に高次元と繋がっているのであれば。
わたしだって別に、「自分は何もしないでとにかく誰かに治してほしい」と思って来た訳では
ありませんから。
確かに、医者では治せない、がんやその他の病気などがスピリチュアル系のメソッドなどで、
奇跡的に治った例はいくつもあるようですが、その後、再発している例も多いようで、
結局、本当に解決されているのかどうか、一面だけでは判断出来ないのですよね。
行っている側も本当はよくわかっていないのに、何かが解決したり、高次元の存在と繋がる
かのような謳い文句を掲げて、高額料金を取るセミナーやセッションを行うことは、とても
危険で罪なことだと思います。
悟り系も含む、スピリチュアル系のセミナーなどで知り合った人達と、去年まで、色々な
場面で話していてよく感じたのが、「結局、この人達は神秘体験をしたり、特別な能力を持つ
特別な人になりたいだけなんちゃうかなぁ」ということで、無邪気な憧れとしてのそういった
思いは、誰にでもあるものかもしれませんが、「神秘体験をしたり、特別な能力がある人が、
霊的に進化している・魂が高尚である」かのような概念を感じられて、なんかそういうのは
違う気がします。
“悟った人”をやたらと上に置いて崇めるのも、何か違う気がしますし。
悟り系であってもヒーリング系であっても、神秘体験や特別意識を助長するようなものは
やっぱり違うと思いますし、覚醒体験をしたところで、その人にとって本当に良かったのかも
わからないのですよね。
結局のところ、「この人達は何を求めてるんかなぁ。。。そして、わたしは何を求めているん
やろう。。。」と考えてしまう(+_+)
全然まとまりが無く、何が言いたいのかわからない内容になっていますが(汗)、とにかく
自分が関心を抱いたり体験した何事に関しても、「自分は一面しか観ていない」ということを
出来るだけ意識して、よく観察することが大切なんやなと思っている次第です。