こんばんは!伝統調味料研究家の金垣智香子です。
福来純本みりんの白扇酒造さんの蔵見学に来ています。
「では、醪を絞るところに行きましょう。」
この舟で絞ります。
この麻袋に醪を入れて
舟の中に並べます。
上から圧力などはかけず、自重で染み出て来るのを待つそうです。
日本酒の絞りとは違って、圧力をかけたりしていません。
その分生産量は少なってしまうので、とっても贅沢な造り方ですね〜。
この時麻袋の中に残った醪はみりん粕となって、その多くは守口漬けなどのお漬物の材料になるそうです。
昔はこぼれ梅と呼んで、おやつとして喜ばれたそうですよ。
この舟のところに付いている白い物、こちらはお米の糖分。
お米の甘さの結晶ですね。
ちょっと味見をさせていただきましたが、スッキリした甘みで、砂糖とはまた違った優しい甘さです。美味しい😆
「こちらが絞った液が出てくるところです。」
おお、チョロチョロと透明な液が出て来ています。
「この液体がみりんの素ですね。こちらを年数を重ねて熟成させ、本みりんが出来上がるんですよ。」
なんとも丁寧で贅沢な造り方です。
これで製造過程を一通り見ることが出来ました😄
この絞った液体を何年もかけて熟成させて行くそうです。
熟成期間が異なるみりんを試飲させていただきましたよ。
先ず、絞りたて…… まだ若い感じ。焼酎のアルコールと甘さがまだ一体化されていないようです。
次に、3年熟成…… おお、まろやか。いつも使っている福来純本みりんです。
最後は、10年熟成…… うわ〜、なんだかデザート用のソースみたい。トロンとしていて、深〜い味わいです。
やっぱり、みりんは奥深いものがありますね。
いつも使っている福来純本みりんは、こんなに丁寧に手間暇をかけて作られていました。
この手仕事と手間暇が福来純本みりんの美味しさを造っているんですね。素晴らしい!
見所満載の蔵見学で、大満足の見学隊一行。
加藤さんと一緒に記念撮影。
白扇酒造さんは普段、蔵見学は受け付けていらっしゃいませんが、今回は加藤さんの特別なご好意によって、見学させていただきました。
加藤さん、お忙しい中、お時間を取ってご案内くださり、どうもありがとうございました。
これでHANDREDの蔵や工場を六ヶ所全て見学させていただきました✨
㊗️ HANDRED コンプリート。
HANDREDのみなさん、お忙しい中、丁寧にご案内して下さり、一同感激しています
本当にありがとうございました😊
またこれからもよろしくお願いします✨
HANDRED見学隊
浅香 智子
井上 憲子
金垣 智香子