こんばんは!伝統調味料研究家の金垣智香子です。
愛知県岡崎市のまるや八丁味噌さんの蔵見学を終えた見学隊。
次に向かうのは、岐阜の白扇酒造さんです。
名鉄に乗って名古屋へ移動。名古屋に着いたのは夕方になりました。
ここで仕事の都合でここから参加の井上憲子さんと合流。
ちょっと早めの夕食はひつまぶし。
関東と違って、少し硬めの鰻がいいですね!
お腹がいっぱいになり、気配り担当の井上さんの顔を見たら、なんだか心からホッとしました。
やっぱりこの3人、絶妙なバランスです👍🏼
名古屋からJRワイドビュー高山に乗って、美濃太田駅へ。
ここで一泊して、翌日はとってもいい天気!
川辺町まで移動して、いよいよ今回のお目当てHANDRED見学隊 最後の見学地、白扇酒造さんに向かいます。
タクシーに乗る事しばし。
着きました!
ここが白扇酒造さんです。
杉玉が掛かっていて、ここがお酒を作っている蔵だと分かりますね。
歴史を感じる、どっしりとした雰囲気です。
こちらが副社長の加藤祐基さん。
「ようこそ、いらっしゃいました!」とお出迎え下さいました。
普段は蔵見学は受けていらっしゃらない白扇酒造さん。
今回は加藤さんのご好意で特別に見学をさせていただきます。
どうもありがとうございます☺️😍❗️
先ずは、こちらのお部屋へ。
木樽や麹蓋などが再利用されていますね。
ここでお話を伺います。
「うちは江戸時代の後期からみりん作りを始めて、明治32年に清酒も作り始めました。僕の代で5代目なので、まだまだです💦」
そんな〜!明治32年と言えば、西暦1899年!120年以上続いている、立派な老舗です。
戦後のみりん製造が食糧難などで危機に陥りましたが、なんとか乗り切り、戦後は清酒が良く売れたそうです。
もうみりんはやめようか、という事もあったそうですが、加藤さんのお父様、4代目現当主の加藤孝明さんは、伝統製法の本みりんの価値をもう一度知ってもらおうと、努力され、今では7:3の割合でみりんの製造が清酒よりも多くなったそうです。
福来純本みりんも一度傾きかけた時期があったんですね。
こちらのみなさんが頑張っていただけたから、私たちが今、楽しむ事が出来ます。
「今日は午前中から、福来純本みりんの仕込みをしているので、全行程見ていただけますよ。」と加藤さん。
早速、蔵に移動します。
「この二階で麹を作っているので、行きましょう❗️」
急な階段をどんどん登って行く加藤さん。
さあ、どんな麹が待っているのでしょう?
ワクワクします✨
⑤に続く……。