超高濃度放射能汚染地・
福島県&群馬県を源流とする
「阿賀野川」を介し
新潟県を通過し、
(1F由来の)放射性物質が
日本海に大量に継続流入。

準汚染地・長野県を源流とする

「信濃川」も同趣旨。

~参考~
〔「新潟水俣病」第3次訴訟/

東京高裁(控訴審)も(一審で不認定者2人への)賠償認めず〕

 

【OurPlanet-TV】
〔新潟水俣病 2審も賠償認めず〜東京高裁〕
(2018年3月23日)

 

 

阿賀野川は

福島県&群馬県に源流を持ち、

新潟県を流れて日本海に注ぐ

日本有数の川。

下流部の河川水流量は

日本最大級と言われる。

 

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参考

 

参考

 

参考

 

 

 

 

 

 

 

参考

 

阿賀野川は古来より清冽な水で流域に恵みを与えていた。

だが、高度経済成長の際、工業廃水によって水質が汚染された。

四大公害病の一つである新潟水俣病(第二水俣病)である。

事の起こりは
1964年(昭和39年)、
阿賀野川流域に原因不明の中枢神経疾患患者が多発した
ことから始まる。
1965年(昭和40年)に発生が正式に確認されたが、
症状が熊本県水俣市を中心に発生した水俣病に酷似していた。
このため政府は科学技術庁に命じ
1964年 - 1967年(昭和42年)までの3年間、
特別研究を行って原因の究明を行った。
その結果1968年(昭和43年)政府は
この水俣病様疾患の原因を
「昭和電工鹿瀬工場より排出された
メチル水銀による有機水銀中毒」であるとの見解を発表した。
即ち、水俣病と同じ疾患が
阿賀野川流域でも発生したということである。
昭和電工鹿瀬工場は
化学製品を生産する際の中間産物として
アセトアルデヒドを精製していた。
このアセトアルデヒドを精製する際に触媒として
無機水銀を使用するが、
精製過程において猛毒であるメチル水銀が産生される。
工場はこのメチル水銀を含む工場廃水を処理せずに
阿賀野川に垂れ流していた。
その結果食物連鎖の過程を経て
魚介類に高濃度のメチル水銀が蓄えられ、
それを食した流域住民が慢性水銀中毒を発症した。
水俣病と全く同じ発症過程であった。
1965年の症例報告後昭和電工は
直ちに工場からの排水を停止した。
だが時は既に遅く新規患者は続々発生し
1970年(昭和45年)の段階で報告患者数は49人に上っていた。
患者およびその家族、遺族は
昭和電工を相手取り損害賠償訴訟を起こし、
1971年(昭和46年)9月の
第一次新潟水俣病訴訟判決で原告勝訴の判決が下された。
2002年(平成14年)時点において
公害健康被害補償法に基づく新潟水俣病認定患者は
690人に及ぶ。
責任の所在は認められたが、
患者の苦しみは今もなお続いている。
阿賀野川の水銀汚染により、
鹿瀬より下流部における魚介類の摂取は全面禁止となった。
1970年の『公害白書』では
阿賀野川の水質は常態に戻っていると報告されているが、
科学的な証明が不確実であったため
摂取規制は継続され阿賀野川の漁業関係者は
失業などの深刻な二次被害を受けた。
こうした窮状を打開するため
1976年(昭和51年)、
阿賀野川下流部の汚泥を浚渫によって除去する工事を開始し、
同時期より「阿賀野川水銀汚染総合調査」が開始された。
2年間の調査の結果1978年(昭和53年)に
調査結果がまとめられ、
阿賀野川の土壌および魚介類における水銀濃度が
国の定める暫定基準値以下であったという結論が出された。
この結果を元に阿賀野川の魚介類摂取規制は解除された。

その後も継続的な調査が続けられているが、

阿賀野川における水銀濃度は

環境省の定める基準値(0.0005 mg/L 以下)を下回っており、

水銀による汚染は収束されている。

 

参考

 

 

 

 

参考

【NHK・ETV特集】
 <ネットワークでつくる放射能汚染地図6> 
〔川で何が起きているのか〕
(2012年6月30日)

 

< 沼の水底の土は、30万ベクレル/kgになっている。 >
■1.阿武隈川 阿賀野川の水系
人体の静脈のようだ。
猪苗代湖の水は、阿賀野川となり新潟(日本海)に注ぐ。

 

 

■2.阿賀野川水系の放射性セシウム汚染

東京電力福島第1原子力発電所の爆発で放出された
放射性セシウムはエアゾルとなって、阿武隈山系を汚染した。

阿武隈山系に降る雨は、

放射性セシウムを集め、

阿武隈川の川底の放射性セシウム濃度を時間とともに上げる。

 

 

■3.猪苗代湖から阿賀野川に流れ出る川底で

1キログラムあたり1万3千ベクレル

 

 

■4.阿賀野川の河口の泥から600Bq/kg

 

 

■5.バーミキュライト 電子顕微鏡写真

 

 

 

 

 

■9.酒蓋池 荒池

 

 

 

■11.荒池 水の出口の沼底の土壌で 

1キログラムあたり16万1千600ベクレル

 

 

■12.酒蓋池 水の出口の沼底の土壌で 

1キログラムあたり29万9千ベクレル

 

 

~参考~


東京電力福島第一原発から200キロ離れた
日本海側の信濃川河口の海底土にも、
事故によるとみられる
放射性セシウムが積もっていることが
近畿大などの調査でわかった。
濃度は東京湾の荒川河口と同程度。
13日から静岡市で開かれる日本海洋学会で発表する。
近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)らは昨年8月に
信濃川の大河津分水河口付近の新潟県長岡市の海岸で
水深15メートル、20メートル、30メートル
の海底の土を取り、深さ1センチごとの濃度を調べた。
水深30メートル地点では
海底面から深さ2~3センチの濃度が
最も高く、乾燥重量1キロあたり約460ベクレル。
大気圏内核実験などによる過去の汚染の数十倍の濃度で、
昨年8月に東京湾の荒川河口付近で採取した
海底土も同様に最大400ベクレル台だった。

 

〔福島第1原発の放出セシウム一部が日本海域に環流〕
(2016年5月2日 日刊スポーツ)

 2011年3月の
東京電力福島第1原発事故で海に放出された
放射性セシウムのうち一部が北太平洋の西部を循環し、
日本周辺の海域に戻ってきたとの調査結果を、
福島大環境放射能研究所の青山道夫教授が
2日までにウィーンの国際学会で発表した。
事故後、いったん下がっていた
海水中のセシウムの数値が事故以前よりも高くなり、
最高で1立方メートル当たり2ベクレルを示していた。
食品の基準値などに比べると大幅に低く、
青山氏は「魚や人体には全く影響がない。
ただ、セシウム137は半減期が長いので
長期間、この程度の濃度が続くか上昇する可能性が高い」
と説明している。
青山氏によると、
昨年11月から今年2月にかけて、
汚染水流出の影響が強い福島県沿岸を除く
北海道から沖縄県の海域71カ所で、
海水を採取。一部の分析を終えた。
半減期が30年のセシウム137は、
鹿児島県・薩摩半島の南西沖で
最高値の1立方メートル当たり2ベクレル、
最低の鹿児島県奄美大島付近でも1・39ベクレルを検出。
秋田県沖が1・63ベクレル、
新潟県沖が1・83ベクレル、
富山県沖が1・85ベクレル、
四国沖は1・90ベクレルだった。
いずれも過去の核実験が原因で
第1原発事故直前に検出されていた
1立方メートル当たり1ベクレル程度を除いた分が、
事故で放出されたと分析した。
半減期が2年で
核実験やチェルノブイリ原発事故の放出分が
ほとんど検出されないはずのセシウム134も
最大で0・38ベクレルの値を示した。
今回観測したセシウムは
黒潮で日本から東に流され、北太平洋西部で南下し、
西へ向きを変えて事故から2~3年で
日本に到着したとみている。(共同)

 

 

 

~参考~
〔合計21万t/東日本広域の「指定廃棄物」(8000Bq/kg超)現況

(2018年3月末時点)〕

 

~参考~
〔「四大公害」共通の教訓(経験則)

 ⇔ 環境省・「水俣病」認定の通知見直さず〜被害者との交渉で〕