~「晩発障害」発症の戦慄の恐怖~
「生物濃縮」:下等生物<高等生物
「放射線耐性」:下等生物>高等生物
⇒従って、「下等生物」に
何らかの健康被害が生じているのであれば、
「高等生物」には
当然、その何倍もの健康被害が生じている論理となる。
~国会議員時代~
1975年(昭和50年)、東京都知事選挙に出馬、 美濃部亮吉の革新都政に挑戦するも、僅差で敗れる。
翌1976年(昭和51年)、第34回衆議院議員総選挙で国政復帰。 選挙後に発足した
福田赳夫内閣で環境庁長官にとして初入閣。
在任中は、
水俣病補償問題に取り組み、
日本国政府として謝意を表明し話題になった。
一方で
「ニセ患者もいる。」
「患者団体が政治組織に利用されている。」と発言を行い、
胎児性水俣病患者の上村智子さんに
土下座して陳謝する一幕もあった。
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「イアン・フェアリー論文」
〔イアン・フェアリー(Ian Fairlie)博士・・・ 環境中放射能の独立コンサルタントであり 「内部放射線源の放射線リスク調査委員会」 (英政府により設立されたが2004年に解散)
の元メンバー〕をベースとして ①胎芽の血液幹細胞の危険度:新生児の約1000倍 〔Lord1992〕 ②妊娠初期の危険度:後期に比べて約5倍 〔Monson1984〕 ③核物質は胎児に移行する際:約1.6倍に濃縮 〔Starther2002〕 ④内部被ばくの危険性: 外部被ばくに比べ約4.5倍(胎児想定)
〔Fucic2008〕 ⑤乳児の放射線危険度:大人の約5.4倍 〔BEIRⅣ〕 PS
ジェイコブ博士の2009年研究によると
(広島&長崎)原爆被爆者生存者 「一時的な高線量の被ばく」よりも
原子力労働者「長期的な低線量の慢性被ばく」の方が ガン死亡リスクが高い(約2倍以上)と判明。 また、 女子は同年男子の約2倍の発ガンリスク。
30歳男性と5歳幼児(女性)との比較では、後者が約5倍。
30歳男性と乳児(女性)との比較では、後者が約7倍。
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【 おそらく『四大公害病』の総被害者と桁違いの被害者が生じると思う。】 【富山、カドミウム汚染農地ですら33年〔&費用407億円〕にて復元 ~イタイイタイ病】
〔四大公害病〕 『水質汚染』〔有機水銀〕 ②新潟水俣病(1964年): 『水質汚染』〔有機水銀〕
③四日市ぜんそく(1960年~1972年): 『大気汚染』〔亜硫酸ガス〕
④イタイイタイ病(1910年代~1970年代前半): 『水質汚染』〔カドミウム〕 500人~数千人(その内、認定患者196人)。
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ご存知の通り、
放射線物質には
「放射線としての側面」とは別に
「重金属としての毒性として側面」もあり、
後者に関しては水俣病の有機水銀が
これに相当します。フクイチ由来の最大200種の核種の中でも
有機水銀以上の「重金属としての毒性として側面」が
強いものも含まれている可能性が高いかと。
〔「水俣病」の発見に関わる経過〕をご存知でしょうか?
既に1942年頃から、水俣病らしき症例が見られたとされる。
1952年頃には水俣湾周辺の漁村地区を中心に、
猫・カラスなどの不審死が多数発生し、
同時に特異な神経症状を呈して死亡する住民が
みられるようになった(このころは「猫踊り病」と呼ばれていた)。
1946年:日本窒素がアセトアルデヒド、
酢酸工場の排水を無処理で水俣湾へ排出。
1949年頃:水俣湾でタイ、エビ、イワシ、タコなどが獲れなくなる。
1952年:熊本県水俣で最も早期の認定胎児性患者が出生。
ただし認定は20年後。
1953年:熊本県水俣湾で魚が浮上し、ネコの狂死が相次ぐ。
以後、急増。
1954年:8月1日付熊本日日新聞で、ネコの狂死を初報道。
水俣病患者で最古の症例とされるのは、
1953年当時5歳11ヶ月だった女児が発症した例であるが、
患者発生が顕在化したのは1956年に入ってからである。
新日本窒素肥料水俣工場附属病院長の細川一は、
新奇な疾患が多発していることに気付き、1956年5月1日、
「原因不明の中枢神経疾患」として5例の患者を水俣保健所に報告した。
この日が水俣病公式発見の日とされる。
1954年:熊本県水俣でのちに水俣病と認定された
患者が12人発生。ほかに5人死亡。
1956年:5歳11か月の女児がチッソ水俣工場付属病院小児科に
入院。5月1日に水俣保健所が「原因不明の奇病発生」として水俣病を公表。
後に水俣病の「公式確認」となる。この年、50人が発病し11人が死亡。
1956年頃から、水俣周辺では脳性麻痺の子どもの発生率が上昇していたが、
1961年、胎児性水俣病患者が初めて確認された。
水俣ではその後、合わせて少なくとも16例の胎児性患者が確認されている。
1957年:水俣保健所の実験で、
水俣湾内で獲れた魚介類を与えたネコに奇病発生。
1958年:熊本県が水俣湾海域内での漁獲を禁止。
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実質的な汚染水、放出着手時期が曖昧ですが、
A)1946年を放出着手時期と見積もると、
Aから)約3年後の1949年から不漁等の漁業被害。
つまり、この頃から底質汚染が少しずつ進行し
底棲系生物を中心とした生態系上の異変が
始まっていたのでしょう。
そして、最も早期の認定胎児性患者が出生
したのが
Aから)約6年後の1952年〔ただし認定は20年後〕
そして、翌年の1953年に
「魚が浮上し、ネコの狂死が相次ぎ、以後、急増」
そしてようやく患者発生が社会的に顕在化し
保健所が動き出すのが、
Aから)約10年後1956年に入ってから。
更に、海域内での漁獲禁止が
Aから)約12年後の1958年。
今日の日本人は水俣病の反省も踏まえ
水俣病から学ぶべき事があまりにも多いのでは?
水俣病と同じく、長期戦になる事は覚悟
すべきかと。
30km圏内の「底質汚染」〔⇒「海底調査」〕で
約300ベクレル/kg、毎時1~1.7マイクロシーベルト
を記録したそうです。海中の約70倍。
「海中」<「海面上空間」<「海底」という
「底質汚染」さながらの図式図。
更には、黒潮本流は北上するわけですが、
本土領域の湾岸流(沿岸流)は南下傾向にあり、
水溶性のセシウムは複雑な潮流に従って移動するため
「距離」や「水深」には必ずしも比例しない事も判明しました。
つまり、「海のホットスポット」は確かに存在するが
陸上と異なり移動傾向にあること。
【 (基準値以上)奇形魚は激安で回転寿司業者が買っていく 】千葉南房総の漁師の警告
【(東日本)海水浴場の砂場はストロンチウム90の集積場】武田邦彦教授
【海洋食物連鎖のほ乳類への生物濃縮の最大ピークは16年後】
【 海のホットスポット”第一原発から20Km圏内で発見 】
水溶性核種のセシウムの底質汚染が福島沖を中心とする
広域で複数地点、発覚したということは、
むしろ、不溶性核種のストロンチウムとプルトニウム等の
底質汚染がかなり進行している事を意味している
のではないでしょうか?
(水溶性核種の)セシウム等の
『凝集作用』に起因する「底質汚染」
(不溶性核種の)ストロンチウム等の
『不溶性作用』に起因する「底質汚染」
~参考~
「動物性プランクトンは、さまざまな魚の餌になることから、
研究グループでは、食物連鎖によって放射性物質の蓄積が進み、
今後、スズキなど大型の魚で影響が本格化するおそれがあると指摘しています。」
~1954ビキニ環礁被ばく事件の教訓】
広瀬隆氏が、各講演会で何度も取り上げているのが
「食物連鎖による生物濃縮」
海中汚染:1
海中プランクトン:2000倍
それを食する魚:1万5000倍
魚を食する動物:4万~100万倍
と恐ろしいほどの「生物濃縮」
(更に慢性被ばくによって事態は深刻へ)
更には「生物濃縮」のみならず「放射線耐性」の問題も。
⇔逆に言えば、高等生物ほど弱い放射線耐性。
「放射線の影響の発現は下等生物ほど高い被ばく線量を必要とし、
カビや細菌、ウイルスでは人間の1千~10万倍も放射線に
対して耐性がある。」
「DNA含量は、
細菌類の場合を1とすると、
ウイルスで0.01~0.1、
カビや酵母菌で10、
虫で20、
哺乳動物で1,000、
植物で5,000~50,000となる。
DNA含量比からみても微生物は放射線に対して非常に強いことがわかる。」
「生物濃縮」:下等生物<高等生物
「放射線耐性」:下等生物>高等生物
⇒従って、「下等生物」に
何らかの健康被害が生じているのであれば、
「高等生物」には
当然、その何倍もの健康被害が生じている論理となる。
水溶性核種のセシウム、ヨウ素、トリチウム等においても、
(「上流⇒下流⇒河口」に到達し、(淡水下の)海水に
接した時点で「〔塩分との〕凝集」作用によって
湾岸&沿岸領域には「底質汚染」の傾向が強く、
河口付近の湾岸&沿岸に多くが沈殿し「底質汚染」を誘発)
するので、特に底棲生物〔イカ、タコ、エビ類、貝類、海藻類等〕
には十分注意すべきとも言えますが、
水溶性核種の凝集作用以上に底質汚染に注視すべきは
むしろ不溶性核種のストロンチウムとプルトニウム等
であってセシウム濃度でMAX10倍ということは、
不溶性核種の底質汚染としての海底濃縮に関しては、
その数十倍等に相当するのではないでしょうか?
何れにせよ、、特に東日本広域における
太平洋側の近海で漁獲されたもの〔特に底棲生物〕は
厳密に言えば細心の注意が必要な状況のようです。
いわば「水俣病」の大規模再来ですから。
PS
~主要国・地域の輸出入等関連措置(H25・4・23現在)】
◎ロシア「輸入停止」
(千葉、宮城、青森、岩手、茨城、新潟、福島、山形に
所在する日本水産加工会社242施設の魚、魚製品及び水産製品)
―福島第1原発・規制委〕
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が保管されていた鋼製タンクから
大量の水漏れが起きた問題で、
原子力規制委員会は28日開いた定例会合で、
国際原子力事故評価尺度(INES)の暫定評価を
これまでの「レベル1」(逸脱)から「レベル3」(重大な異常事象)に
引き上げることを決めた。
レベル3は上から5番目の評価。国内では過去に、
1997年に起きた動力炉・核燃料開発事業団(当時)東海事業所(茨城県東海村)
アスファルト固化処理施設の火災・爆発事故などの例がある。
今回のタンクから漏れた汚染水について、東電は総量を約300トンと推計。
当初公表していた120リットルから大幅に増え、
ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質は約24兆ベクレル放出
された計算になった。
フクイチの総合事故〔直接的〕:
2011年4月12日、暫定評価のレベル5(3月18日)からレベル7へ
タンク汚染水大量漏れ局所事故〔間接的〕:
2013年8月28日、暫定評価のレベル1からレベル3へ
~参考~
【 白血病の発症率が通常の10倍(英セラフィールド原発汚染水流出事故) 】
英セラフィールド(総合〔汚染水〕):
最大ピーク1975年(1年間のみ)で『9000兆ベクレル』以上。
フクイチ(総合〔汚染水〕):
2011年(4月の1カ月分のみ)で『4700兆ベクレル』以上。
フクイチ(局所〔特定タンク〕):
2013年(7月頃?~8月)でβ線核種のみで『24兆ベクレル』以上。
⇒おそらく今日では、海洋汚染(総合)では
フクイチ由来の海洋汚染(総合)は、
大気汚染からのフォールアウト(降下)分も加算されるため
従来、世界最悪の海洋汚染とも称される
英セラフィールド原発汚染水流失事故(1950年代からの約30年分)
すらも、はるかに超えているものと予想できます。
なお、以下のような意見もあります。
今後の未知数も想定するとほぼ妥当な解釈でしょう。
この事象はレベル3ではなく5以上〕
底質汚染の関係上、
やはり特に底棲系生物の汚染が深刻な模様。
〔報道するラジオ~
②「海への影響は?」22分22秒~(東京海洋大・水口憲哉名誉教授)〕
(2013年8月26日)
〔E-wave Tokyo~
青山貞一:福島原発事故で本当に怖いのは魚介汚染〕
(2012年2月6日)
青山貞一:福島原発事故の長期災害リスク 〕
(2013年10月5日)
特に10分30秒~
現状のまま日本国民に真実の情報が
告げられないと〔現状維持のままですと〕
「数十年後に
日本民族がごく僅かになる可能性も」
【5年後~「福島県を中心に物凄い(恐ろしい)事が起こります。」藤田祐幸氏】
1時間5分38秒~
「福島県を中心に
(事故後)5年、10年経過すると
物凄い(恐ろしい)事が起こります。」
更に、
1時間11分5秒~
「福島県では、
(先天性異常出産の急増が)
今既に始まっていると思います。」
更に、
「あと3年~4年経つと、
子供の甲状腺ガンや白血病が、
極めて深刻な状況になると思います。」
更に、
「10年~15年経つと、一般的なガンが
極めて深刻な状況になると思います。」