解説
第四四〇条~第四五七条には高良大社の建築彫刻について触れている。神社建築はここの建築が基準となったことがわかる。
例をあげると住吉の扉の内には白秋を描く 扉の面には松に鶴 これは宮地嶽神社などの神紋が松であるのと同じである。
八幡の扉の内には 阿弥陀を描く 扉の面には 梅に鶯を描く 八幡は応神の他に大幡主を表す 大幡主の別名は天神 田神 十六神 埴安社であるのでこれらの神社には梅の彫刻がある 但し天満宮の梅とは別である。
高良の扉の内には勢至を描く 扉の面には竹に虎 事実上高良を祀る神社には竹の彫刻が施されている。
これらの彫刻は古墳時代以後の神社の基準となったと考えられる。
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