インデックス「とうまー、ごはんつくったんだよ!」【後編】 | とあるSSのクライアント

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とある魔術の禁書目録のSSのまとめブログです。

上条「あー、醤油と砂糖ぶちまけっちゃったし、買ってくるかなー」

ガチャ

禁書「ただいまー、とうま」

上条「おう、お帰りインデックス。ちょっと俺出かけて……ってなんだその袋」

禁書「ふふーん、聞いて驚かないでほしいかも!」

禁書「なんと!今日!わたしが!とうまに晩御飯をつくってあげるんだよ!」

上条「」

禁書「そしてこの袋はその材料なんだよ!」

上条「」

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:20:36.84 ID:P4op8jaH0

上条「あのー、インデックスさん……?」

禁書「ん?」

上条「そのギャグは舞夏にでも教えてもらったのかな?ははは……」

禁書「ギャグなんかじゃないんだよ!」

上条「!」

禁書「とうまはすぐそうやってわたしのこと馬鹿にして!」

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:26:09.59 ID:P4op8jaH0

禁書「いつもいつもわたしはとうまに迷惑かけっぱなしで」

禁書「昨日のお手伝いのことだって悪いと思ってるし」

禁書「よく考えたらスフィンクスの世話もとうまがしてるし」

禁書「そういうわけでこれはいつもお世話になってるとうまに対する恩返しなんだよ」

禁書「嫌かもしれないけど、受け取ってもらえると嬉しいな」

上条(なんてこったい)

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:31:22.63 ID:P4op8jaH0

禁書「というわけで台所借りるね!」

上条「あ、あ!でもほら!さっき俺醤油とか砂糖とかこぼしちゃったぞ!」

上条「だから何も作れないと思うんですよ、上条さんは!」

禁書「大丈夫!砂糖と醤油なら買ってきた!」

上条(/(^o^)\ナンテコッタイ)

上条「でもインデックス、包丁とかガスコンロの使い方わからないだろ!?」

禁書「さっき小萌の家で教えてもらった!」

上条(あばばばばばばwwwwwwww)

禁書「ぜーったいに覗いたり手伝ったりしないでね!お願いだよ!」

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:37:50.12 ID:fyhpcJam0
がんばれインデックス

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:38:51.40 ID:P4op8jaH0

上条(まずい、これは非常にまずい事態だ)

上条(あのインデックスが一人で料理をするだと……!)

上条(一体どんなものが出てくるのか……!)

上条(想像もつかないぜ……)

上条(さっきの口ぶりだと小萌先生の家で何かしら教えてもらったようだけど)

上条(電子レンジも使えないインデックスが料理をする)

上条(この恐怖は一方通行以上のものがある!)

上条(あ、でもあいつには完全記憶能力があるから、レシピさえ覚えれば大丈夫なんじゃねえか?)

上条(いや、そんな幻想に頼っているようじゃ俺もまだまだ……)

上条(まずはそのふざけた幻想をぶち壊す!)

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:44:51.67 ID:P4op8jaH0

そのころキッチン

禁書「ふぅ、包丁で指切らなくてよかった」

禁書「わたしってば結構できる女かも」

禁書「えーっと、じゃあまずは牛肉を炒めて」

禁書「ジャガイモと人参としらたきを入れて」

禁書「火が通ったらみず、みず」

禁書「その間に『小萌流:簡単味噌汁』をつくるんだよ!」



上条「大丈夫かなー(ドキドキ」

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:53:27.78 ID:P4op8jaH0

そして1時間後

禁書「3人でやるよりも数倍疲れたかも……」

禁書「なんとかできたけど、とうまはおいしいって言ってくれるのかな……」

禁書「うう、胸がドキドキしてきたんだよ……」

禁書「と、とうまー! できたよー!」

上条「お、おう。運ぶのくらいは手伝うぜ」

上条(あれ、見た目は普通、っていうかうまそう……)

上条(匂いもいい感じだし……)

禁書「えとえと、お箸と、コップと」

上条(ごはんもお粥とかカッピカピになってるわけでもないし)

上条(こりゃ疑ってかかって悪いことをしたかな)

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:00:48.69 ID:Gfp3kV7d0

禁書「そ、それでは召し上がれ!」

上条「ああ、いただきます」

上条「っていうかインデックスは食べないのか?」

禁書「わ、わたしは緊張してそれどころじゃないんだよ」

上条「な、なるほど(食欲魔人のこいつが……)」

上条「じゃあ改めていただきます」

上条(まずは味噌汁から……)

禁書「どうかな……おいしくなかったりしないかな……?」

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:02:07.83 ID:p4k5M0OC0
はらはらするぜ

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:02:50.27 ID:NAdcSwQa0
インパラ頑張ったからな

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:05:19.91 ID:3I1dXGpw0
いかん。胃がキリキリしてきた…

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:07:32.18 ID:Gfp3kV7d0

上条「う」

禁書「!」

上条「うまいな、この味噌汁!」

禁書「は、はあぁー」

上条「いや、まじでうめーよ、これ!俺が作るより何倍もうまいなー!」

禁書「そ、そんなに褒められると照れるかも……えへへ」

上条「ごはんも想像してたよりおいしいし!インデックスさんやりますな!」

禁書「えへへー、それほどでもー」

138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:15:02.72 ID:Gfp3kV7d0

禁書「肉じゃがはどうかな!?」

上条「うまー!味付けが絶妙だな!」

禁書「ほ、ほんと!?」

上条「ほんとほんと!絶対俺が作るよりもうまいって!」

上条「ごめんな、褒め言葉が浮かばなくって。でも本当にうまいんだよ!」

禁書「よかったあああぁぁ……」

禁書「これからは」

上条「ん?」

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:17:08.63 ID:Gfp3kV7d0

禁書「ちゃんとお手伝いするね」

上条「お、おう」

禁書「お風呂掃除もするし、スフィンクスの世話も頑張る」

禁書「いつまでもとうまに頼ってばっかりじゃ嫌われちゃうもん……」

上条「……」

禁書「だからこれからもわたしと一緒にいてくれる……?」

142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:21:35.56 ID:Gfp3kV7d0

上条「なんだお前、そんなこと聞いて」

禁書「え?」

上条「そんな顔して、こんなことまでしてもらって、その上そんなこと聞かれたらもう上条さん的には」

上条「インデックスを嫌う要素なんて何一つとして無いに決まってるじゃないですか」

禁書「とうま……」

上条「あー、もう!こういうことは男から言い出すもんだと思ってたんだがなあ」

上条「お前の言った言葉ってまるっきりプロポーズだぜ?」

禁書「あ……」

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:27:02.28 ID:Gfp3kV7d0

禁書「えっと、じゃあ!」

上条「待て待て!ここからは俺のターンだ」

上条「えーっと、まぁあれだ。大変恥ずかしいですが!」

上条「俺は一目会ったときから」

禁書「……うん」

上条「インデックスの事が」

禁書「……うん!」

上条「大好きでした!!」

禁書「わたしもとうまが好き!!!」

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 00:32:05.90 ID:Gfp3kV7d0

上条「……」

禁書「……」

上条「……ははっ」

禁書「……ふふっ」

上条「じゃあ」

禁書「うん」

上条「まずは一緒に」

禁書「うん」

上条「愛情のこもった肉じゃが一緒に食べようぜ!」

禁書「は、恥ずかしいよ、とうま!」


しまい