When I was young and stupid
My love left to be a rock and roll star
He told me, "Please, don't worry"
Wise little smile that spoke so safely
わたしがまだあどけなくて世間知らずだった頃
愛する人はロックスターになると言って街を出た
「心配することないよ」と彼は言った
少しはにかんで確かにそう言ってくれた
He booked a one-way ticket
Out west, that's where they make it
Six kids stuck in a bedsit
To sunswept poolside riches
片道切符を手に彼は西へと向かった
誰もが憧れるその地へと
六人兄弟がすし詰めにされた部屋から
プール付きの一流リゾートへ
He met a girl who wore Versace
Pink feather coats and jumbo jewelry
Gonna be a hoop phenomenon
He's gonna be Hakeem Olajuwon
彼が出会ったのは
ベルサーチやピンクの毛皮、
大きな宝石を身に纏った女
彼はバスケットボールの逸材となるだろう
アキーム・オラジュワンの再来だと謳われるだろう
He's got a gold Camaro
He said over the payphone
I try to keep my cool but
My life turns in slow motion
金に光るシボレーカマロを乗り回し
彼は公衆電話越しにこう言った
冷静になろうとしてるんだけど
人生がまるでスローモーションになってるんだ
Bye-bye, baby blue
I wish you could see the wicked truth
Caught up in a rush, it's killing you
Screaming at the sun you blow into
さようなら、愛しい子
目をそむけたくなることにも目を向けてしてほしかった
慌ただしい日々はあなたを次第に蝕むでしょう
あなたが顔を出す太陽に向かって叫んでみるの
Curled up in a grip when we were us
Fingers in a fist like you might run
I settle for a ghost I never knew
Super paradise I held on to
私たちの思い出の中に長い間とどまって
あなたが這わせるように指で拳を作る
亡霊で満足するわ
これまで見たこともない亡霊
私が守ろうとした特別な楽園
But I settle for a ghost
でももう私には亡霊でいい
Where I was from in NOLA
No one left to be a rock and roll star
He'd stay and treat his lady
Give everything to his new baby
私はニューオーリンズで生まれ
そこはロックスターになることを夢見る人間なんて皆無の街だった
もし彼が街を出なかったら
きっと愛するひとを大切にして
わが子にはなんでもしてあげたでしょう
I miss him, don't you blame me?
That boy went stone cold crazy
Caught up in camera lust
He's chasing that pappy pipe dream
彼に会いたい
まさか私を責めないでしょう?
昔の少年は狂ったように変わってしまった
カメラを向けられることの虜になった彼は
いまだに叶いもしない安っぽい夢物語を追っている
I know you don't but I-
I know you don't but I still try
あなたは嫌がるだろうけどわたしはまだ——
あなたは嫌がるだろうけどわたしはまだあきらめられない
My thunder shook him down
My thunder came and shook him down
私の放つ雷が彼を打って
私の放つ雷が届いて彼を打って
That girl is gone but I-
That girl is gone but I still try
あの女の子はもういないけど私はまだ——
あの女の子はもういないけど私はまだあきらめられない
I think it's over now
The bullet hit but maybe not
もうすべて終わったこと
銃弾は彼を貫いたかもしれないし貫いていないかもしれない
I feel so fucking numb
It hits my head and I feel numb
もう何一つ感じられないの
銃弾が私の頭を貫いてもう感覚がまったくないの
My body's looking wrong
My body's looking wrong
My body's looking wrong
私の体がどこかおかしい
どこかおかしい
Bye-bye, baby blue
I wish you could see the wicked truth
Caught up in a rush, it's killing you
Screaming at the sun you blow into
さようなら、愛しい子
目をそむけたくなることにも目を向けてしてほしかった
慌ただしい日々はあなたを次第に蝕むでしょう
あなたが顔を出す太陽に向かって叫んでみるの
Curled up in a grip when we were us
Fingers in a fist like you might run
I settle for a ghost I never knew
Super paradise I held on to
私たちの思い出の中に長くとどまって
あなたが這わせるように指で拳を作る
亡霊で満足するわ
これまで見たこともない亡霊
私が守ろうとした特別な楽園
But I settle for a ghost
でももう私には亡霊でいい
【参考】
本曲の登場人物である"he"は、ニューオーリンズ出身の架空のバスケットボール選手を指す。"He's chasing that pappy pipe dream"を考えるなら、バスケットの世界ではまだ成功してはいないように見受けられる。
"Hakeem Olajuwon"はナイジェリア出身の有名なバスケットボール選手。彼も実際に六人兄弟だった。
"hoop(s)"はバスケットボールを表し、"phenomenon"は逸材(神童)を表す口語表現。
一つの解釈では、夢を追って故郷を離れた男を信じていたが、裏切られた気持ちから最終的に、我が子を手にかける女性の苦悩を描いたものと理解できる。
“Bye-bye, baby blue”のbaby blueは、淡い青のことで、赤ちゃんの着る服によく使われることからそう名付けられた。
“He'd stay and treat his lady
Give everything to his new baby”は、男が我が子を実際には大事にしていないことを示唆し、“But I settle for a ghost”や“That girl is gone but I still try”は我が子(女の子)がもういないことを示唆すると理解できる。
画像はアルバムジャケットから(後方中央のバスケットボールを持っている男性が本曲のモデル)