【就活最前線】なぜ今、トップの慶應女子は総合職を蹴り、商社の一般職を目指すのか? ーワンキャリ商社特集ー

この記事がTwitterで話題になっていたので読んでみたのですがもし、この記事の通りであれば「長い年月を経て会社も学生もこの職種についてマッチしてきたんだな」とちょっとほっとしました。

なぜ私がほっとしたかというと、以前この職種で勤めていたから。笑
私が就職した時はちょうど会社が一般職からエリア特定職という名前に変えて募集を始めた時期でした。

就活の時はエリアを限定した職種ですというふうに説明を受けていたので、補助的な仕事というよりやりがいを持って仕事をしたいという人が多く入ってきたのも私たちの世代。
で、実際オフィスで働き始めると、現場は総合職と一般職の人しかいないのでやる気のあるエリア特定職の新卒をどう扱っていいのか戸惑っている感じ。笑

そんな環境の中、学べることも多かったし今でも私のキャリアの根っこの部分を作ってくれたと感謝しているけれど責任はあくまでも総合職にある体制で中途半端になりがちなポジションだったのは確か。

同期の総合職がどんどん出張に出ていく中で自分のやりたい働き方を考えて転職したけれど、待遇含め決して悪くない働き方だったかなとも思ってます。(今慶応の女子に人気だとしたらすごく入りづらいんだろうな。。)

仕事はそれなりに大変だったけど、残業も総合職に比べて少なかったし。
反対に特にメリットじゃないかなと思うのが、転勤がないということ。周りを見ても、商社関係や海外勤務の可能性のある人と結婚する人も多いので、かなりの人が旦那の転勤を理由に辞めている。(一時期、旦那の転勤の場合は休職を認める制度を作る動きもあったみたいだけれど、私が知る限りあまり進んでない様子。)

この業種については、きっとまた5年後、10年後にどういう風になっていくか楽しみであり、個人的には新卒の人気業種というよりは20代ガンガン働いていた人の出産後のポジションとして定着するのもいいんじゃないかなと。

就活の時にワークライフバランスは大事と思っていたけど、今思うのは20代で仕事をセーブしながらバランスを取ろうとすると、30代以降で仕事の内容と給与をキープするために今の会社じゃないと活躍できないということが起こる気がする。

あと、同じ職種を20代前半から60歳まで(もしくは65歳まで)続けるっていうのはかなりの確率で飽きが来ると思うし、本当に日本の環境がもっと転職しやすいようになったらいいなと思います。(10年後くらいにそういう風になったら嬉しいけど、どうかな。)

この記事を読みながら商社時代、4月になると可愛い一般職の子が毎年入ってきて自分が3年目くらいから若いというちやほやが年々減ってくることを思い出しました。笑