落ちこぼれが東大受験をして

合格する。

 

そんなドラマですが

なんか見ていたら

東大を受験して 自分も合格できるんじゃないかって

思えるから  ドラマというのは 面白い。

 

実際は  東大に合格する人は 

かなり頭がいい

 

授業を一回聞いただけで

全部記憶できていたりするらしい。

本人が言っていたから  間違いない。

 

その生徒について こんな話もある。

  

確か2年生の時だったか 

私が 数学の答案用紙を返してもらって

自分の席で  見ていたら

数年後に  阪大に合格する生徒が  その東大に合格する生徒に向かって

「お前 こいつに 負けとるぞ」 と 私の答案を見て

言いながら後ろの席に戻っていったことがある。

 

数学は 応用だしなあ  記憶だけではない

東大に合格した生徒よりいい点数だったこともあったようだが

総合力では全く手が出ない。

 

そんな感じだったかなあ。

 

490人中  最高位は11位

しかも  そのあとブラスバンドに再入部して 部活に燃えたので

成績は下がる一方。しかも コンクールでは  万年銀賞!  

いいとこはなかったが楽しかった。

 

11位の時は阪大が視野に入ったが

最後は  悲惨だったなあ。

 

それでも1年の最初の順位よりは

300人ぐらいは抜いている。

 

が、学力よりももっと大事なことがある。

もしあのまま ブラスに再入部せず、勉強ばっかりして

阪大に行ける成績を維持したとして

母上が  ずっと後になって言ったことだが

「もし阪大に行ったら  学費や生活費 どうしよう」と心配していたらしい。

そんな現実 全く知らなかった。思いもしなかった。

 

母子家庭なので  そんなにお金はない

成績が下がって 少し近い大学に行ったことで

学費と生活費は 何とかなったようだった。

 

そう、 お金がないと  成績だけでは大学には行けないのです。

 

貸与ではない  給与の奨学金を貰えるほど利口なら別ですけどね。

 

万事 塞翁が馬 

上手くできているんだなあって  後から思いました。

 

とは言うものの  大学に入ってからは

アルバイトで結構儲けて  社会人の時よりも裕福だったかも。

勉強もせず  麻雀やって  フラフラ遊んで

旅行して  グリークラブで歌って  楽しくやってた。

 

もしかしたら  都会でもできたかもですね。

 

ちなみに  偏差値は 覚えていませんが

かなり低かったような記憶しかありません。

全国模試で ある大学を受験するとして  その合格率が

すべてAだったこともありますが

そこは受験せず。

 

結局決めて 受験した大学は 合格判定 C

ダメだこりゃって感じでしたが

合格しました。

 

ちなみに 私と同じクラスの生徒9名が その大学を受験して

全員合格でしたから

おそらくは  他の8名が成績良かったので

私は ついでに おまけで入学させてくれたかもですね。

 

だいぶんそれましたが  東大受験は  偏差値70近くらしいです。

その70に近くても

全くそういう大学を希望せず

自分の行きたい大学で 普通に首席で  卒業するような学生もいるようです。

 

そういうのを知ってしまうと

大学の名前だけでは  人の頭は評価できないなあって

つくづく思います。

 

しかもそういう人が  近くに何人もいるので

なおさらです。

 

大事なのは 何ができるのか ってことですかねえ。

ははは