毎年1月にはブログをアップさせている関係で,
お正月が過ぎてしまいましたが,載せておきたいことができたので,
ここに書き留めておきます。
まずは,改めて,
2018年が明けましておめでとうございますと共に,
一部のマニアな皆様,本年もこちらのブログをよろしくお願いします。
さて,
高校3年生を担任している関係で,年末年始もほぼ休み無く働いている私ですが,
話題の書籍が届き,読んでみると予想以上にとても良かったので,
ブログを書きは,優先順位にすらはいらない圏外のことなのですが(公私共に大事なイベントがあるため),自身の仕事上に関することでもあり,
肩を押されている感じで,元気が出たので載せます。
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史上最悪の英語政策—ウソだらけの「4技能」看板
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先日の英語の新年会でも,
外部試験導入になった場合の我々の指導法についての話になったのですが,
学習指導要領に真面目に忠実になろうとすればするほど,子供達の英語力は下がり続けてしまうことは明白なので,
変え続けることの弊害より,実際に力がつけられた教授法を中心に据え,変えない安定の方が実際伸びるし力がつくのでは?というようなことを,同僚に伝えた。四六時中,外国語学習については,第二言語習得に関する研究をしている専門的な研究者ですらよくわからないのに,
実際,車輪となって現場を動かさねばならない我々にとって,何が最善かなどということは分かるはずもなく,様々現場で試行錯誤して害を与えることのほうがむしろ時間の無駄。
楽しい英会話の授業が,必ずしも力が付くとは限らないと経験上常々思っていた私は,阿部先生のこちらの書籍を通して,改めて確信を持った次第。
そして,先生の述べられた内容がすべてしっくりきて一度お会いしたいなあと思うようになりました。
昨年末,研究授業があり,授業研究の際に多くの先生が参加せず帰られる中,唯一お越し下さっていた本年度新採の(期限付きですでに何年かされている)先生が,自身の授業に関して助言する指導主事や指導教諭から厳しい指摘を受けて,「あなたの授業は何が目的なのか。それで本当のコミュニケーション能力が培われるのか。」などと言われ,様々な研究授業を見てこいと言われたので,私の学校に来たということを,涙ながらに述べられていた。現場では,威圧的でとんでもないことが起こってますよ。
時流に乗った人達が大義名分を権威をもって振りかざして,威圧的にゆがんだやり方で現場を支配しようとしていることは,誰も分からない事実です。全部言ってしまいたい衝動に駆られます。
流れを変えうるきっかけをつかめるなら,私ものりたい。阿部先生には一度お会いしたいと思うと共に,大津先生に続いて力を発揮していただきたい。弱い立場の人々を守るために。
英語教育関係者のみならず政策を実際動かしている文部科学省の方々に是非読んでいただきたいし,読むべきだと思う。
