すでに七草も終えて,お正月気分もとうに過ぎ去り, 忙しい日々を過ごしているのですが,
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
昨年の7月からブログが滞っていたため,
素性を知っている僕たちはずいぶんと心配をしているでしょうが,
私はとても元気にやってます。
12月も残業時間が90時間を少しかけるくらいで,忙しくて時間が取れず,現在ブログは優先順位の最下層にいるため全然更新できていなかっただけです。
心配無用。
今度,忙しいですが,初任の時の教え子達と気晴らしにゴルフに行くくらいの余裕はあります。
明けて間もないんですが,私のブログに興味をお持ちの方は英語教育従事者が多いので,とりあえず英語に関して今考えていることを,
備忘録として残しておこうと考えています。
英語教師というものは,単純に一つの種類の職業だととらえられがちですが,
職業的にはいくつかのカテゴリーに分類されます。
広義の中では,
① 専門科目の邪魔になってはならない色物としての英語。
② 科目としては主要のど真ん中に位置する,主役としての英語。
専門系の学校と進学校ではやることが180度違います。
同じだという人は,この校種の違いを全く理解していない方だと存じます。
校種によって,学校によって要求されるものが異なっていることを理解し,自ら調節できる英語の先生が多く居ればいるほど,英語は害毒にしかならないという持論の方々の英語毒を最小限に抑えられるのかもしれません。
また,この2つのものは,
第一次産業と第三次とか四次とか産業の仕事くらい違いがある。
進学校のは肉体的には第一次産業の部類に入ります。ですから
私は毎日5時間程度の睡眠でやりくりしないとなりません。ある意味,地獄です。
私の現職場は上位層はとても優秀な生徒がおり,
旧帝大の入試の英語力の比重が高いため,
必然的に需要も多くなり,そして高度なものを要求されます。
とても大変ですよ。(^O^!)
早朝三時に起きて,予習したりプリントを作ったり,問題を作ったりしてます。放課後は宿題チェックで何時間も費やします。そして、当然のように部活もあります。そして,部活も結果を出しました。生徒達は素直でよい子達が多く(先生目線で)指導しやすいですが,その他の点では労働環境としてははっきり言って最悪です。
昨今の組合叩きの標的にならないよう,誰からも有無を言わせないように私自身は先頭を切って仕事に精を出しています。これは他の組合員を守るためでもあります。これは胸を張れます。
現場には様々やらねばならないことがありますが,
一番きつい仕事としては,
宿題を出さない者はこっぴどく怒って取り締まらないとならないこと。
何時間かけても数個の単語や英文を覚えられない英語に関してはセンスがない人にも,無理矢理強要しなければならないことです。センスがないのにですよ。
出来て当たり前の世界が当たり前にならないように,
神様は私を僕たちの学校に送って下さったのだと思ってます。
柳瀬先生のいる広島大学に,
私の現職場の三年生が推薦合格いたしました。
その生徒が,ベテランのじーちゃん先生を捕まえて,
中学校の英語の先生がすばらしい方だったと(それってネィティブが使う幼児英語でしょ?),私が英語が好きで出来るのは中学校の先生のおかげだといわんばかりの子です。(中学校の先生方の中には,すばらしい方々がいますが,ちょっと話題になったからといって,いきなり大学の先生になって高校現場を偉そうに見下す人間がいたとしたら黙っていられません。)
再任用で来られているずっと進学校を回られているベテランの先生に,あなたのやり方は間違っているかと言わんばかりに言っていた子です。
30年以上進学校で教鞭を執り,多くの生徒達を旧帝大に送ってきた先生に対してですよ。ご自身の息子さんも東大に進学されている先生に対してですよ。
わたくしの望みは,是非,柳瀬先生の下でその考えを改めさせていただきたい。誰のおかげで広島大学に受かったのかと言いたい口を堪えております。
ただ,一つだけ彼女の偉いところは,合格したのにセンター対策で忙しい,そのじーちゃん先生のところにずっと指導を受けに来ているところです。
それは偉いかもしれないと少し思ってます。何か求めるものがなければそうしないからです。じーちゃん先生を改めようと来ているのかもしれませんが・・・。
とにかく,
Blueな中にあって,Blueなりのやり方で,
どうにかやってます。
私の中の幸せは,
昨年のまーぼーの結婚式に呼ばれたり,
今までの学校でお世話した卒業生のメンツ達の活躍を知ったり,
私の紹介でパートナーを見つけて海外で頑張っている友人とか,同僚とかの近況を聞いたり。県でも有名なテニスの指導者である別教科の同僚が,テニスサークルを作ってくれて,皆でキャァキャァ言いながら練習して,教職員のテニス大会に率先して出たり,
それこそ古い友人から勇気づけられる言葉をもらったり,
長崎の五島列島にいる同職の大学時代の友人と繋がれて,
愚痴の聞き合いをしたり,同僚と中園ミホのトークショー行ったり,
スコットランドに居たときのルームメイトと繋がれて,彼女が結婚してイタリアに今住んでいることを知ったり。ちょっと年上の美魔女ねーさん達の生活を豊かにするためのちょっとした工夫を教わったりして,
この年齢になって,たくさんつらい思いをしたとしても私は壊れずに済んでいる。
英語教育に携わりながら,最前線にいながら,
私を支えてくれているのは,別分野の人達も多く,
彼らがいるから前向きにやって行けている。
大変な時期と思われるこの期間は限定されていて,ずっとは続かないことを知っているからどうにかできている。
私も少しは成熟した大人になってきました。
お世話になった全ての人とあふれんばかりの物に感謝の日々です。
またいつか更新予定ですのでそれまでチャオ!