人生ゲームのボードに乗せられている私たちの,
今後の人生計画において,非常に大事なキーになるのが確かな情報。
どの情報が良いもので,どの情報が間違っているのか,
どの人が提供するものが良心的で,
どの人のものがそれを発する本人の私利私欲のもので,我々の幸福とは程遠い取るに足りないものか。どの人が自分のためになるのか,ならないのか。
っという判断を,できるだけハイリスクを追わないように考え取捨していくことは大事かと思う。
それは人が自ら判断ができる年ごろになって,今生の生を終えるまでずっと同じだと思う。(自分の頭を最大限使って考え,悩み自ら歩んでいくことは大事)
その判断基準を,明確に賢く行っていくための土台を築く何十倍も大事な十代に,道しるべをもらう人を間違えたら,その後の幸福な人生の軌道になかなか乗れずに路頭に迷いかねない。
人によって導かれ,人によって幸・不幸も決定してしまうっていうのは、それが内なるものであっても,外のものであっても同じ。(私が言っている意味が分かるかしらね。すなわち,あなた自身で全部決まるってことよ。)
いい歳の大人と言われる私にとっても,
世の中は,予知・予測しがたく,捉えがたいものだけれども,
なんとなく信じれそうな人の言動は,今ままで培ったこのセンサーで判断して取捨選択して生きている次第。そして,私は幸せな人生を送れているわけだ。
それをふまえて,
個人的には何の接触もないし,別に先方も私のことを知っているわけでもないけれども,現状の確かな情報源として提供してくれるであろう人の一人が本田由紀さんだ。
彼女は若者に対してとても良心的な言動をされる,優秀な女性の研究者だ。私にとって,彼女が話題にするものは,大半が興味深いものばかり。
毎日忙しく,限られた時間の中で,効率よく良い情報を得るには,やはりその道のスペシャリストである知識人の人達に聞いた方がいい。しかし,この人たちにも良心的でない人もいるので気をつけよう。
就職率からは見えない大卒者の実情が分かる!「就職率」に代わる新たな指標「進路決定率」。2013年の大卒者のうち、就職者+進学者の割合=80.9 %
上記の記事から調査の概要は以下のことが分かる。
■「進路決定率」結果概要―――就職率からは見えない実情
● 2013年3月大卒者の進路決定率は80.9 %。約5人に1人が安定した進路を決定できず。
● 【学部系統】 文系よりも理系の方が進路決定率が高く、その差は約10ポイント。
● 【国公私立】 私立大学よりも国公立大学の方が進路決定率が高い。
● 【地域別】 東京・大阪などの都市部の進路決定率は平均より低い。
ただ単に就職率だけを見るとこういう結果になっているのだが,
その就職が本人の希望するものなのかどうかは不明である。
世間が以前にもまして,自立しようとする若者に要求するレベルが相当高くなっていることは間違いなさそうなのだが,実際の生身の人間はそんなに万能ではないし,現状を打破しようと頑張ろうとしている純粋な若者のやる気を削ぐ可能性もある。
さて,我々は一体どうしたらよいのだろうかと考えてみよう。
わたしは,職業選択に際しては,親が幼いころから少しずつ考えさせていくことが大事だと考えている。特に中学校では,高校に進学する際に,自分が将来自立していくには,そこでどのようなことが学べて,将来何を武器としていけるかと注意深く考えさせ,高校に進学させる必要があると思う。
校種でいえば
専門高校は,その道に興味があったり,将来その学校で取れる資格で仕事に就きたいという願望がある者が進む場所だ。もちろん,在学中に進路希望の変更に伴い,大学や専門学校に進学する者もいるが,基本は高校を卒業してすぐに仕事に就けるような職業人としての姿勢を培うところ。
普通科である進学高は,普通科目を重点的に,特に中学校で学んできた五教科の知識の幅を広げ理解を深めていき,高校卒業後,大学や専門学校などに進学するという前提で入学する場所だ。まだ明確に何をしていいかわからない人でも,将来の為に勉強しておこうと考える人が行くところでもある。
どの校種もそうであるが,中学校である程度の学力をつけておかないと,入学する高校によっては,入学後に何らかの困難を抱え,最終的には在学中に進路変更せざるを得ないこともありうる。
得意分野でいえば
少年団や個人的に習い事をして,幼いころから得意分野がある人にとっては,校種いかんよりも,部活動でその道の有名な指導者がいる高校を選択し,自身の能力を開花させていく人ももちろん多い。
しかし,それは,その競技の練習に配慮するようなカリキュラムの学校でないと難しい。芸術やスポーツで全国レベルの結果は,全員平等に同じカリキュラムを課す学校では,目に見えない別の不平等が発生し,全国レベルで競えるスポーツはうまれにくい。つまり,朝から7限まで8時間の授業を課すような場所では難しい。だから融通の利く私立校はスポーツで実績を残しやすい。
どんなに勉強もスポーツもできて優秀でも,甲子園球児の東大生が皆無なのは日本がそういうシステムだからだ。五教科がバランスよく得点できないと国公立には受からないが,センター入試を課している点で,スポーツと勉学の両方をバランスよく見てもらえる国公立はスポーツ系の学科や,センターを課さない推薦入試のある大学以外はない。
毎日練習に明け暮れて汗を流し,机上の勉強時間の確保ができない点で国公立に行くには不利かもしれないが,自分自身に得意分野があることは有利である。
実際,部活動で全国レベルの実績があれば,そこから就職口を斡旋してもらえる場合もある。それは高校だけでなく大学もそうである。その学校で何をしてきたのか,何ができるのかということが明確で,会社に入ってからもその会社に貢献できる人材になりうることが予測されると判断されるからだ。
何かに一生懸命になれた人は,別の場所でも,何かに一生懸命に取り組めるものだ。そもそも真剣に一生懸命になったことがない人は,一生懸命になる姿勢が分からない。
自己の限界に挑戦したことのない人は,限界まで頑張るという意味が分からない。私自身も学生の時にスポーツでその精神的なものを学んだ。「自己の限界に挑戦する」それは,自分がやってみて理解できるもの。
そして,自己の限界に挑戦する姿勢は,スポーツだけでなく,勉学も同じだと思う。
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地域によっては校種のバランスが違う。
地方には専門高校の割が多いが,都心になると,普通高校の比率がぐんと上がる。都心の人口密度を考えると,全国的には普通科の学校の方がずっと多いわけだ。
大学や専門学校の側からすると,全国のより多くの高校生が所属している学校の校種で,共通に学ばれる教科(五教科)の試験を行うことで,選抜試験を行い,学力の優秀な学生を集めたいとするのは,ある意味当然のことである。分母が多ければ多いほうが,その試験の信憑性があると言える。スポーツでいえば,競技人口が多いスポーツの方が,その競技で優勝した場合の凄さが際立つ。高校野球が凄いのは,どんなに小さい高校でも野球部のない高校はない。つまり甲子園で優勝することは全国の高校のほぼ全ての中の頂点になったということだからだ。それは,老若男女が「甲子園へ!是非今年は甲子園へ!」って言う理由の一つ。
人を学力という基準で判断してみた場合の,やる気の能力を測ることが今まではだいたい担保されていた(?)のでしょうね。
大学や難しい専門学校側としては,学力試験を課して,ある程度良い学生を確保できたのだけれども,さらに少子化に向かう日本の世にあって,だんだんそれが難しくなってきたので,大学入試改革が叫ばれているわけだ。
とにかく,できるだけ簡単に苦労せず,おいしい思いをするようなことを要求したり,夢見たりするような暇があるのならば,
今与えられている課題に果敢に取り組み,良い結果を残すべく自己の限界に挑み,心身ともに鍛えることが,なんとなくこれから起こるであろう将来の不測の事態に対応するには,愚痴って文句言うより自分自身のために賢い選択になりそうだ。
ということで,
以上をふまえ,自分で答えを見つけてください。