このところの日本の八方ふさがり,DEAD ENDな状況を知るにつけ,なんだか暗く世の中が悲壮感に満ちていて,本当に嫌な感じ。
あちらこちらで,メディアも識者(はてしなく怪しい)も,マイナスなことしか話さない。
こういう混沌とした状況の中で青春時代を送らなければならない若者達って,
相当タフだと思う。
昨年3年生を担当して,結局,半数ちかくの者が就職したのだけれど,
クラスの一番,二番のブリリアントな人(二人とも有名な会社に就職しました)が,求人票を見て受験する企業を探しているときに,
紅組 僕1「先生,海外からの求人ってないのですか?」と聞かれ,
わたし「そーね,今はないけど,あったらいいのにね。」
なんていう会話があったのを思い出す。
今週から就職希望者の面談が始まっている。
今日,ある同僚に私がこのように述べたら,
わたし「アメリカの商工会議所の会頭は本校のOBだから,アメリカの企業を斡旋してもらったらいいのに。昨年生徒が,求人は日本のものしかないのですか?と聞いてきた時に,そうだな,もし海外に高校生から就職できたら,たとえ3年くらいで辞めたとしても,異文化での生活・経験は彼らにとって素晴しいこと。経歴にプラスもなるのではないか。」と。
そうしたら,日本の高校生は,職安を通さないと高校が推薦して就職できないのですって。
これ,どうにかならないかしら。
「グローバル!グローバル!」って叫んでいて,実際グローバル化しないのは,言語の問題じゃなくて,システムの問題じゃないかって,ふと思った。
いつか,日本の企業だけでなく,外資系の会社に日本の優秀な高校生が入社するような時代がやってきて,世界各国で様々な言語を操る教え子が活躍するなんて,チョー楽しみ。
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こんな風に未来を語ったり,現実化できないかと思いをめぐらすのが楽しい。
八方塞の牢獄のような雰囲気は,若者の士気を失わせる。
こういう時代だからこそ,
もっと夢を語れる雰囲気が,今の日本に必要なのではないかと感じている。