この方は,現在原発の反対派の代表として権力を恐れず堂々と発言されている第一人者の小出裕彰さん。とても分かりやすくプレゼンされているので,中高校生でも理解できる。是非,一度通して見てほしい。
原発の話とは少しずれるかもしれないが,
小出さんの言葉の重み,分かりやすさから見る,人の語りを考えてみる。
ある人には,大変厄介で面倒な面接試験ついて少し述べたい。
人の語り口調は,ほんの1・2カ月で決まるものでない。そんなに簡単に他人をごまかせない。気づいていないのは本人だけだ。
一言一言の重みある発言は,その何十倍,いや,もしかして何百倍もの勉強の成果,経験や努力,苦労が裏付けられているもの。それは,少しの訓練でごまかせるものでない。
入社試験のために作られた言葉は,すぐ見破られる。
言葉に詰まって言葉が出てこない人,全く語ることのできない人,取り繕って話そうとする人,とにかく音を発してその時間をやり過ごそうとする人。そういう人は,往々にして,過去の様々な葛藤から生じる自己思考,問題提起・問題意識に欠けている傾向がある。信念を貫き,鍛え抜いた人の本物の一言は,すぐに分かるものなんだよ。あなたが一体何をしてきたかを,面接官は見破るよ。
過去,何の努力もせず,中身はスカスカで,良い結果だけを望もうとしても,本当に良い結果は得られない。今まで大変な思い,嫌な思い,逃げ出したくなるような経験を避けて通ってきた人は,ここが鍛えの場と決心して,乗り越えてほしい。自己を鍛えるっていうのは,並大抵のことでないし,それは自分でしかできない。自分で掴んだものだけが,これからのあなた自身を作っていく。
自分自身は絶対にごまかせない。
他人の評価を云々言う人は,本当に自分の事を分かっていないんだ。
愚痴を言う暇があったら,柔軟に向かっていって厳しいアドバイスにも耳を傾け,当たって砕けろの勢いで,どんどんに前に進んでいくべき。
傷つくのを怖がって,内にこもり,自分で良しと決めて勝手に臨むと,結果は悲惨。
本番で負の結果を貰うのか,今大変な思いをして良い結果を得るのか。
耳の痛い話でも,素直に「はい、はい」と聞いて,調整が必要な時は調整する。
それが出来る人が,勝ち残れる人だと思う。
主体的にどんどん動いていくべき,そうでないと負ける。
「生きる力」は物事をどれだけ主体的に捉えていけるかによる。
受け身では駄目なんだよ。
面接が苦手な人を見て,私はそう思うよ。