インドネシアからの看護師の卵の話 | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

昨晩は,

お知り合いの同窓会の2次会にもちゃっかり参加させてもらった。(私より10歳年上で,皆さんカッコよく歳を重ねられていることに感激と羨ましい気持ちが混同)


そこで,

地元では有名な某病院の関係者方からこういった話をお聞きする。


インドネシアから看護師を採用するということを国で決めてしまったが為に,それぞれの病院はその受け入れを余儀なくさせられている。


日本が看護師不足だからといって,東南アジアからの看護師を受け入れても,彼女達は100%日本には残らない。必ず母国に帰る。


日本にやって来たインドネシア人たちは,看護資格が3年以内に取れない場合,強制送還させられる。


日本語での受験の前にもインドネシア語での試験も受けさせるが,なかなか通らない。

母語での資格取得も難しいらしい。


彼女達は,日本に来て看護師の免許を取ったというと母国に帰ったときに優遇されるらしい。そう,箔付けの為にやってきているのだという。


但し,日本での国家試験はそうたやすく合格できるものでないため,たいそう苦戦しているようだ。


日本がインドネシアやタイなどの国と,なんらかの協定を結んでしまったが為に,病院現場ではいろいろな面倒なことが起こっているらしい。


政府のすべての政策とは言わないが,一面的な部分のことだけを考えて,後から出てくるであろう想定しないような問題に対して本当に疎いと思う。


問題が出てきてからでは遅いのに。


奄美大島の猛毒のハブを殺すために,マングースを外から持ち込んだら,奄美の黒ウサギを食い散らし絶滅の危機に瀕させた。今ではマングースをすべて駆除することは困難であり,最近では本土でマングースが生息していることも分かった。


軽々しく,一面の利益だけを見て判断すると,後で取り返しのつかないこととなる。


実際の政策に入る前に,専門家の善良な正しい判断があったはずなのに,なんでなのかしらって・・・。


英語のことも同じなんだよね。


これは,インドネシアの看護師の卵の話から,わたしが思ったこと。