指導主事の海外派遣を検討=教育委員会
東京都教育委員会は、今後の施策立案に生かすため、2010年度からの指導主事の海外派遣を検討している。1年間海外に滞在させ、外国の教育行政や学校運営を調べる。
指導主事には派遣先の大学院で学校運営の理論やノウハウを学ばせる方針。現地の教育委員会や学校でインターンシップとして教育施策の内容や学校運営の現状を調べさせたり、子どものいる家庭にホームステイし家庭教育の実態を把握させたりすることも検討する。
都教委は指導主事から報告を受け、外国の教育活動を取り入れた施策を展開する考え。保護者らの要望に的確に応じる学校運営や新たな学習指導方法の展開、学校教育と家庭教育の連携などを想定している。
また、英語の先進的な指導方法を調べるため、10年度からの英語科教員の海外派遣も検討している。滞在期間は1年間とする方針。
都教委は諸外国で英語を母語としない人々が英語を習得する過程に着目。英語科教員は派遣先で幼稚園や学校など移民の子どもが英語を学ぶ場に参加し、教員らから指導方法を教えてもらうことを想定している。
(女王様のコメント)
指導主事に海外派遣をさせる余裕のある自治体はそう多くないのではないのだろうか。しかも,どの国に行ってそれを学ぼうとしているのか?
それこそ,自国の良い実践校や,実践教育者などを参考にせず,自国よりも劣っているような国に行って学んでも,効果がないように思うが・・・。全く研修させないよりはましだけれども。
英語の先進的な指導方法を知るために英語圏に行くということだそうだが,私達が日本語を身に付ける過程をどうして参考にできないのか?それこそ,他国と比較することでしか,もの語ることの出来ない日本人気質まるだしだ。内田先生がいうところの,「日本辺境論」。
もっと言語の専門家の方々が,行政でも発言権を得なければ,「とんでも(ない)ニッポン!」が,この厳しい世情の中でまだ続いていくような気がする。
移民の子供達に英語を教えているところを参考にするだと!!!
私達を移民にしたいのかしらって思ってしまう。
言語のことを知らなすぎる!と感じているのは私だけかしら。
この政策は,とても興味深いけれどもね。女王様の地域で始まったら,おべっかいっぱい使って,指導主事までなりたいとか管理職に気に入られて海外に推薦してもらいたいと思う人がでるかもね。
でも,英語にそんなに熱中して,しくじったらどうするのかしら?
アメリカの日本語教育も予算がなくて撤廃して,中国語のほうにシフトしているらしいのに。
日本だけ米へ向いていていいのかしら?またしくじるのではないかと思ってしまうのは私だけでないはず。
きっと誰かも同じ思い。