寺島隆吉 「英語教育原論」 | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

英語教師になってしまった人は人生の選択に後悔する本。


まじで,ずんどこまで落ちる。


ずん・ずんずん・ずんどこ,ヒロシィ!(ちょっと調子づいてみました。)


しかし,なぜに日本人が英語に対してこんなに一生懸命なのかがよく分かった。


それから,私が心に残ったことをざっと書き上げると


・英語はお金になる。


・英語のネイティブにも人種差別あり。白人が日本人に人気。


・英語は恨まれる。(人のせいにするな!)


・英語一辺倒=アメリカの植民地化(アメコウの言いなり)


・たかが英語,されど英語にしておけ!出すぎるな!英語馬鹿!


・ほとんどの英語の検定試験は日本人がターゲット。(皆,それで潤ってる。)


・TOEIC高得点でも,話す内容中身なし。(あっこれ,女王様のとこのALTが誰かを指して言っていたことだった。間違えた。)


・日本人のTOEICの平均が低いのは,お国柄なのでしかたない。むしろ幸せだという証拠。(植民地でない。日本語に直すことのできる翻訳者が多いし,それが本になって売れる。)


・英語が話せるという人は,馬鹿が多い。(世の中の事や世界情勢に疎い)


・馬鹿なのに気づいていない人も多い。


・馬鹿は治らない。(これも書いてなかった。)


・小学校英語導入は,小学校の先生方が精神疾患にかかる確率が高くなる。


・今後は小学生の校内暴力が多発する。(先生ですら病んでいるのだから,そりゃそうでしょうよ。)


・日本の外国人社会での常識で,白人人種で仕事の資格を持っていなくても手に入れられる仕事=英会話の先生もしくはストリッパー。


・日本人は白い肌が好き。(日本人女性は美白が好き。かなりお金をかけている。これも余談)


・企業はお金がないから,バブル崩壊前までは人間性で採用を決めていたのだが,英語能力をつけさせるための研修費を払う余裕がないため,すでに英語力のある者を雇うようになった。(多分企業内の荒廃が起こる。人は石垣人は城だぞ。日本経済を支えたのも,そういう人格者なのに・・・・。)


・企業は社員の研修費を浮かせるために,小学校から英語を導入し学校教育で英語の力をつけてもらおうとしているが,学校の音楽の授業だけでは,立派な名演奏家になることができないように,英語が流暢になるには学校教育だけではどうにもならない。


・日本人教師には研修費を出して勉強させないくせに,余計なモノや遊びまわっている外国人(ALT)に巨額のお金を払っている。(血税,女王様の県だけでも五億以上は使っている。(もう10年ほども前の話))


・小学校英語は「ゆとり教育」の導入に似ている。(やろうと言い出した人間は全く責任取らない。)無責任だよなー。


寺島先生の本は,脳に刺激を与える。すなわち,頭がなんだか賢くなれそうな感じの本ばかりだ。こういう方の本がもっと世の中に出回ればいいのに・・・。先生の本は高いので一般人は躊躇する。英語関係の職に就いている人は必読だし,生活がカツカツ以外の人は自ら進んで買える。

しかし,この本は,

英語関連の仕事以外の人達にも読んでもらいたい。岩波とかちくまとかの800円くらいだったらいろんな人に読んでもらえると思う。


国民が愚かで,言いなりで,手なずけられて家畜のような存在の方が,政府は楽チンなので,このまま国民を小学校のうちから英語の迷走に向かわせ,判断する能力を奪いたいのだ。国の援助がほしい出版社は,国民が賢くなるような本を作りたくないので,国民はもっと白痴化する。


悪循環なんだ。(行きたい方向と間逆になる。)


私(女王様)は,寺島先生の本が好きだ。チョムスキーの言動に注目されているのも魅かれる。実は,先生が日本のチョムスキーなのかもしれない。


英語馬鹿の人は,先生の本を読んで自身の馬鹿さぶりに気づき,先生がおっしゃられるような馬鹿なら,間違いなく方向修正するべきだ。


女王様は,英語教育関連の深いところを知れば知るほど,「おっしゃるとおり,もう,十分です。」って感じになる。「英語教師ですみません。」太宰治,安部公房,梶井基次郎なんかの文学にでてきそうな感じ。


本当に面倒なので,違う教科の免許でも取り直そうかしら?まじで・・・。


女王様は,元学校現場のイケイケヤレヤレ英語教育を語る英語教師も大嫌いなんだよね。英語教育をファッションのようにしてしまっている人たちだ。この人たちと同じ教科だと思われたくないくらい嫌いだし,吐き気がする。


同じ教師でも,寺島先生路線なら私は興味がある。だって,面白いもの。本当にぶっちゃけ話だ。


先生になくて,私にあるものと言えば・・・・。英語教育者の内部の荒廃についてかな・・・,なにせ現役なので,実体験していろいろ観察してますしね。


内部の荒廃など,気持ち悪いどころの話じゃござーませんの。


馬鹿の中の馬鹿だから,馬鹿の王道の話。しかも,そういう人が代表で発言権が行使できてしまうような教科なんですの。


教育の「キ」の字も入っていない。先生が言われるところの家畜も家畜,羊のようなかわいいものでない,豚以下です。


あっ,イケナイ。私の中の「こびとさん」がまた顔だしそうだ。