◆高校無償化
◇4月から全国330万人に助成 進学断念や中退の歯止めに
「多くの人が汗水たらした成果を国民生活に直結するものに配分すべきだ。子ども手当や高校無償化が経済発展の根っこになる」。藤井裕久財務相は16日の組閣後の会見で、経済政策上でも福祉や教育支出は別格だと強調した。
欧米の公立高校は教材費も含め無償化されているケースがほとんど。だが、日本は立ち遅れている。
新政権のスケジュールでは、マニフェスト通り、4月から公立高校生のいる世帯に授業料相当額を助成。私立高校生のいる世帯には年12万円を助成し、低所得世帯には倍額の年24万円まで助成する。対象の高校生は全国で約330万人で、年約4500億円の財源が必要と見込む。
課題になっているのが助成の手法だ。定額給付金のように各家庭に直接給付する場合、事務量がかさむ上、書類郵送費などで数百億円の追加予算が必要とみられ、都道府県などに補助金として支出する間接給付案も含めて今後、政府で検討する。
昨年秋からの不況が続き、経済的理由で高校進学を断念したり、高校を中退するケースが相次いでいる教育現場からは歓迎の声が上がる。また、「教育格差」の解消につながると期待する声もある。
一方、私立高の場合は平均授業料が月約3万円。今回の無償化では一部しかカバーできないため不満が残る。日本私立中学高等学校連合会(東京都千代田区)の福島康志事務局長は「公立に流れる傾向が強まるかもしれない。全国では30%、都内では50%以上が私立高に進む実態があり、次のステップで私立に光を当ててほしい」と注文を付ける。
ここにある全国で30パーセントというのも地域で差がある。
女王様の住む地域は8割強は公立の学校に通っている。全国的に有名な私立の一校を除けば,その他の私立には公立の入試で結果が思わしくなかった子供たちが入る。(部活動や一部学力のある子供への特待制の者以外は)しかも,彼らの第一希望に入れなかった場合,公立にはまだ受け入れる枠があって,2次募集も行っているのだ。その他の公立に入ろうと思えば皆入れるのだ。
だから,はっきり言ってなんでわざわざお金を払って私立に通う子供たちに税金を投入しないといけないのか理解しがたい感はある。
自身で選んでその学校に決めたのだから仕方ないのではないのかしら?とこちらの人達は感じている。
私学への助成金の流れも県別で随分違う。この,ある意味不公平さはどうやって解消するのかしら?子供の数が少ないところの地域はあまり恩恵を受けられない。お年寄りの多い地域のサポートも合わせて考えていかねば,一方に偏ったお金の使い方はまずい。
今まで苦労して子供たちを育てて,日本を支えてきてくれた方々を大事にすることも忘れないようにお願いしたい。
少し話は変わって先日このようなブログを発見。
http://agora-web.jp/archives/754164.html
池田信夫氏(アルファブロガー,上武大教授,経済学専門)は,地域格差はもっと拡大すべき!のような話題をアゴラ(ブログ名)に載せていたが,こういう言動をする人がいるなんて知って驚いた。わざと物議をかもしだすためにやっているのかもしれないが,この人の言動を知れば,地方に住む人間は激怒する。有名大学を出たから,大学の先生だからといって,大した人ではないのかしらという印象を持ったし,彼が言うような日本にしたいなら,当然,群馬にある彼の属している大学も存続の危機に見舞われるわけだ。
内田氏が言っていたように,変な人が大学に居座り,世の中に向けて無責任な発言を平気でするということは納得。池田氏は地方に住んでいないのか?東京から群馬まで通っているのだろうか?本物の地方にどっぷりと漬かりしばらく暮らしていただきたいと私は考える。離島あたりに来て。地方や離島から人を住めなくさせるようにしたら日本の国土が狭まるんだぞ!異国人達の住処にさせて切り離そうとしているのか?日本を形成してきたのは都心部の人間だけでないぞ!お荷物みたいに発言するとはどういうことか!
彼が都会の有名大学の先生であったらものすごく叩かれていたと思う。いや,そう望む!地方のあまり知られていない大学でよかった。あんなことを平然と言ってのける奴のいる大学になど絶対生徒は送れない。女王様の学校の陸上部の生徒は優秀なので,池田氏のいる学校から毎年推薦を申し出てくるのだが,きっぱりと断るように伝える。だいたいそういう生徒は多数の学校からの引き抜きがあるのでなんら問題なし。
池田氏はあなたのいる大学の生徒は,全国でも陸上競技で優秀な成績を収めた地方の子供たちだということをお忘れになるな!
私は池田氏の思慮分別のない言葉に憤ってます。
多少なりとも影響のあるアルファブロガーになった方が,そういう発言を平気ですることが残念でならない。