【教育】教員免許制見直し、疑問の声も 養成6年「無駄」/更新「意義ある」
免許更新制度に異議あり,はっきりいって意味ない!!!!
教員免許制度見直しが注目されている。川端達夫・新文部科学相は、民主党のマニフェスト(政権公約)に沿い、教師の資向上のため、大学の教員養成課程を現行の4年制から医学部並みの6年制に延ばすことを検討する考えを示した。6年制にすれば優れた教師が生まれるのか。免許更新制は廃止されるのか。校長や識者などからは疑問の声がある。
「教員養成を6年にするなんて無駄もいいところ」。中学校校長の一人は厳しい見方だ。
校長は「大学院を出て教師になっても授業もだめ、学級を持たせれば崩壊…そんな教師は掃いて捨てるほどいる。一方で短大卒でもすばらしい統率力を発揮し、学級をまとめる指導力のある教師はたくさんいる」と指摘する。
今年度から始まった教員免許更新制について「負担になる」など教師の間にも反対する意見があることには、「熱心な教師は新たな研修の機会として期待する声が少なくない。結局は教師としての使命感、研修意欲がすべて」とし、「6年制にするなら『一般社会人経験2年』を義務づけた方がよほどいい先生が集まる」と話す。
また別の中学教諭は、「教員採用試験に落ちた臨時採用の中には、学級担任を任されたり、部活の指導で子供や保護者から信頼を得るなど資質を持つ若手が少なくない。採用試験自体も工夫しなければ、優秀な教員は確保できない」と訴える。
元東京都国立市教育長で教育評論家の石井昌浩氏は「6年制は選択の余地はあるが、現在の養成課程そのものに切り込まなくては、ただ大学に通うのが2年延びるだけに終わる。養成課程はカリキュラムが実践的でない、教える理論そのものも問題があり、レベルが確保されているか疑わしい。4年制の養成課程の内容をまず改善しなくては本末転倒だ」と指摘する。
また免許更新制について夏休みに更新講習の講師として教師と接した経験を踏まえ、「講習を受ける教員は極めて真剣だった。既存の研修と異なる意義があり、講習する側の準備や受ける側の意気込みで高いレベルが期待できる。けっして無駄ではない」と話す。
■文科相の主な会見内容
【教員免許制度】「教員養成課程6年制検討。免許更新制は効果と負担検証し慎重に見直す作業から始めたい」
【全国学力テスト】「抽出でいいという意見ある。科目を増やす、公表の仕方など幅広く意見聴取し方向性を見いだしたい」
【日教組】「教育について先生や生徒、保護者、地域など幅広く意見を聞く声の1つ。大事な声であることも事実」
【高校無償化】「22年度から実施したい。給付方法や財源の問題もあり来年4月から実施できるようにと思っている」
(女王様)
あれだけ大きく大修館の「英語教育」に載っていた,イケイケ元教員更新制講座開講の人たちは一体なんだったんでしょうね。
調子にのって権力を得たと思いあがって,何でもかんでも現場に圧力をかけようったってそうはいかないから!
次回号でしっかり謝ってほしい。先走った行動をして大変申し訳なかったと・・・。
私は絶対購入しないけど,不気味な雑誌は。
高校の授業料の無償化は助かるが,各世帯に直接支給するのはどうかしらと思う。
生活費で使い果たして,本当にその高校生のためになるかどうかは分らない。また未納者が出た場合はどうなるのかしら?
とにかく,失敗のないようにしっかりとお願いしたい。これ以上借金を作らないようにしながら・・・。きっとこれからは教員の給料は減るだろうけれども・・・。ボーナスが出なくなる時が来るのではないかと,以前から話はしていました,我々も。
それから,大学改革の方の話もお聞きしたいと考えている。
先日の鳩山総理の演説は国際社会に非常にアピールできたと思えたが,国内の反応はあまり聞かれないので一体どげなもんでしょうか?
さすが,スタンフォードで学ばれたご経験が生かされ,英語のスピーチも安心して聞いていられた(後半はほとんど原稿を読んでましたけど)。
血筋とか家柄ってやはりあるものなのだわっと改めて思った。
ファーストレディも格好よかったなぁー。政治家とタカラジェンヌのカップルが流行りだすかもしれない。
追加で:
また免許更新制について夏休みに更新講習の講師として教師と接した経験を踏まえ、「講習を受ける教員は極めて真剣だった。既存の研修と異なる意義があり、講習する側の準備や受ける側の意気込みで高いレベルが期待できる。けっして無駄ではない」と話す。と上記にあるが,あたりまえだと言いたい,なぜなら,教員を教える講師などいちばん簡単だからだ。ほぼ皆優等生だ。
更新制ということで縛るのでなく,現場の教員はただでさえ時間がないのだから,研修する時間をもらえた方がいい。
決められた講座の中でしか選べないものでなく,その教員が必要だと感じている分野のもので実際に仕事に生かせるものを自由にさせた方がよい。
こちらでは,すでに教員には初任研修,6年目研修,3校目研修というものがあるにもかかわらず,まだ必要なのかという印象だ。必要を感じている教師は,暇があれば勉強している。毎年勉強している。そういうものです。