ALTとの話 | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

今日もイギリス出身のALTとの話は面白かった。


エスペラント語以外に2つも世界共通語にしようとしていた言語があったこと。(スタートレック語ともう一つは今思い出せないが・・・)


スタートレック語は辞書まであるらしい。是非手に入れてみたいものだ。日本にもスタートレック語普及団体があるのかしら?聞いたこと無いのだけれども)


国際語としての英語と,俺らの使っている(そのALTの母語)英語とは全然違うものだよ。っていう興味深い話があった。


イギリス人はオセアニアの地域(オーストラリア,ニュージーランド)の英語だとかアジアの英語とかの英語には全く使わないような言い回しがあって,直ぐに理解できないのだが,アメリカ人が使う英語はイギリスのものと違う部分があるが,すべて理解できるらしい。


なぜなら,イギリスのメディアはアメリカが製作したものを多く放送したり出版したりしているからだ。っと言っていた。


日本人が英語で他の国の人々とコミュニケーションを図る場合,同じように第2言語として英語を学ぶような国の方がコミュニケーションとりやすいのではないかしらと言われた。


国際語として使われている「英語」はイギリス人やアメリカ人が使うものとは今は少しの違いだとしても,何百年か後は全く違うものになっている可能性が高いのではないかと彼(イギリス人のALT)は予言している。


今日は,彼と話がしたいと言っていた専門教科の再任用の先生が,

「彼はハーフかい?」って聞いてきた。


その話をALTに伝えると,彼はすごく笑っていた。生粋のイギリス人で一滴も日本人の血が流れていないからだ。日本人の奥さんと子供が一人いるが・・・。


私が,以前イギリスに住んでいた時,ハーフだと間違えられた事を思い出して,

「あなたも異国にいると食べ物や習慣などの影響でその国の住人になってしまうのだよね。私も経験あるよ。」っと伝えると,


「多分,話をする時のジェスチャーとか雰囲気でそのように見えるのではないだろうか?」っとALT。


最近,彼自身の写真を本国の母親に送ったら,「日本人みたいね。」と言われたらしい。付け加えて,「姿勢とか雰囲気が,日本人っぽい。」とも言われたそうだ。


女王様も以前,イギリスから帰国したてのときに,大学の学食で,久しぶりに会った友人に,「別人だと思ったよ。外人だと思った。」と何人もの人に言われた。あれは立ち振る舞いのせいだったのかもしれないし,着ていた服が日本製のものでないかったからかもしれない。多分,私達のような経験をした異国の経験者は多いはず。


人間というものは群れたがるものだ。グループを作りたがり,社会的な生き物だからお互いに影響しあうのは当然の成り行きで,異国ともなれば今までのやり方でなく別の方法で現地の人達にアプローチすることが必要となり,話し言葉だけでなくその場の雰囲気やジャスチャーが,話し相手に心地よく届くように変化させるか,もしくは同化するから似てしまうのだ。とも言っていた。


言葉だけを学ぼうとする空想の擬似言語体験は非常に不自然であり,自然な言語を身に付ける方法は,やはり教室の中での机の上の勉強だけでは難しい。言語教師にガチャガチャと混ぜくられるのも,ある意味迷惑な話なのかもしれないが。


自身が大多数の人間の一人でいる限りは,そういったことに気付けないことを知るほうがためになったりする。


女王様は,いつもこのALTからいろんな世界を教えてもらう。日本人が発想できないこと。興味深いいろんな知識。彼は本当にすごい人だと感心している。


私がイギリスびいきだからそうなのかも知れない。やっぱり楽しいな。こういう会話は。


私が日本にいながら,英語を使うことによって自分が利益を得られるとしたら,やはり彼のようなネイティブからいろいろな話を聞いたりしたりできることだ。


面白いもの,だって。


だから面白いと思った事はいつも子供達にもおすそ分けしている。


今日の授業は,言葉にしたことが真になったという話のレッスンだったので,

いい言葉を沢山浴びて,できれば自分もその言葉を発することの出来る人になってほしいなぁーと仄めかした。まずは私から実践しないとねっともちろん付け加えて。


私が健全になれるのは,やはりこの子たちの中にいる時,間髪入れずに真剣に向かい合っていないと,心がぶれそうになる。。過去の頭に来た,許しがたい出来事を思い出し,ぐつぐつと煮えあがるお腹の中のものを一気に爆発させたくなり,わら人形があったら釘を脳天に打ち付けてやりたいような,およそ健全とは思えない状態になる。


心身の健康を保つために,私はこの子達に救われている事を改めて実感。


平常に戻らせてもらって感謝,僕達!君達に会うことを明日も楽しみにしている。


本当に感謝


追伸:

私は基本的に皆と仲良しが好きだが,秩序を守れないような状態を発見した場合は,阿修羅のごとく豹変。この性分もかなり自分に合っているし大好きなので,全く否定しているわけではない。反省しているのでは全く無い。悪に怒りを感じていくことは,健全で正しくて大事だと思っている。(* ̄Oノ ̄*)