私(女王様)が,今回東京言語研究所の「ことばのワークショップ」に参加したのは,何はさておき,大津先生の理念とか信念と行動に賛同しているからに他ならない。
先生は迷惑かもしれないから,こっそりここで書くけれども,私は先生の本音を聞きたかったし,先生に山ほど話したいことがあった。
ワークショップに行く前も,私がここ数年で経験した理不尽なこととか,先生だったらわかって下さるかしらって,先生だったら私のような人たちの本当の悩みを解決する方法をご存知だと思ったから,嬉しくてワクワクした気持ちで向かった。
言葉を発することできないつらさを,先生だったら分かってくださるかしらって・・・そういう気持ちでした。
向かう電車の中では,自分でもなんだか分からないのだが涙が溢れてしまって・・・,(実は今も泣きながら打ってます)。
先生の素晴しいお人柄や,一つ一つのお言葉が私には忘れられない。
どんなお気持ちで現在いられるのかしらと思いながら本当の私はいた。
先生の前では非常にそっけなく,興味のないようなそぶりをしたが,私が言語(英語)教育会の中で一番尊敬する人物は,大津由紀雄先生,あなたです。
懇親会でもあまりお話ができなくて,気がついたら先生の後姿だけで,「あー,私はもう逃したな。(お話を聞いていただく機会を)」って後悔した。
先生が冒頭に述べていたことで,中学校の学習指導要領で英語の時間が3から4になり,国語の時間と同じになったことも先生が危惧なさっていることでしょうね。国語で身につけることのできないものをどのように英語で身に付けさせるのか?私もそのように思いますよ。
私にできることがあれば何でもして差し上げたいし,
22日にスリッパで頭を叩いてくれと言われれば(まずそういう野蛮なことは言わないと思いますが),実行犯になれる。
本気で乱闘するといったら,先生がそれは困るといったから控えるだけ。
でも実際私はできる,というか多分私しかできない,そういう野蛮なことは。
とにかく,
先生の講義が一番分かりやすく,一番興味深く,一番為になった。先生の講義が3日間ぶっ続けであってもよかった。半日では足りない,全く。
全国に先生の言葉の講義を衛星中継で流してほしい。そのくらいお聞きしたいし,先生のお考えを広めたい。実際に,11月に私(女王様)の県の高英研に来ていただけるので,楽しみにしている。先生の講義を皆に聞いてもらえるのも嬉しい。
私(女王様)は英語でも議論できる。先生が聞かれた質問は何でも返せるのだけれども,ひけらかすようで嫌だっただけです。
それから,白黒をきっちりと付けない先生が嫌なだけで,どっちの見方かをしっかり示してくださったら,とことんやる。
糞も味噌も同じに扱うのであれば,私は近づけない。お聞きしたくても,お伝えしたくても近づけない。という気持ちも多少あった。
「名水の中にうんこはいらない。」これが私の一貫した考え。
しかし,
過去を振りかえって見て,
素晴しい言語学者の先生方が,日本に留まっていなかったから,いない間にいろんな事が起こり,もうどうにもならないようになってしまっている。
日本を出ても何もならないので,日本に残って発言権を行使し続けて頂きたい。
私には分かっている,大腕振って英語教育のセミナーをした講師のファンなんかじゃないって,
先生は違う観点で物を見て動いていることを私は知ってる。
そうでなかったら,先生は矛盾しているもの。
そうでなかったら,先生は私の尊敬できる方でない。
先生はそういう実践者達に,一番言葉の気づきを自覚してもらいたいだけなんだと。言葉の授業をしてもらいたいだけなのだと。
だからお呼びしたのだと思う。
違いますか?
メインは東京言語研究所の方ですよね。間違いなく。