女王様のピアノの先生は，近所でも評判の綺麗な方だということは以前お話したと思うが，
先週，６ヶ月ぶりに東京の息子さん（一橋大学）のところに行ったら，
部屋がめちゃめちゃ汚かったらしい。風呂場なんか大変なことになってたんですって！
だから，４ヶ月に一遍くらいは行かないと駄目だわって・・・・。ママは家政婦じゃないんだぞ！最近の大学生といったら，自分の事は自分でしっかりできないと駄目！一人暮らしも鍛えのチャンスだと思って頑張んなきゃだわ。
自分の事をしっかり出来る人は，良い奥さんにだって見初められるのに・・・。
家政婦のような女性を望む男なんて，これからの時代廃れていくわよ。それだけの稼ぎがあるのなら，やってのけてみろ！っと言いたい。
それはそれとして，
息子さんの友人達に会ったときに，なんだか知らないけど，ファーストネームで呼び捨てされたのですって。
例えば，「美奈子」とかなんとか・・・・・。
あなたの女じゃないんだからしかも，高価なご飯をしっかり奢ってもらった上に，友人の母親を呼び捨てにするって何だろう？って思ったのよ。
親しみを込めるにしても，なんだか腑に落ちない。
これって，
あれよ，あれ。「クレヨンしんちゃん」を見て育った人達の集団なのだわ。
女王様は，この番組は子供に害があると思ってます。ドラえもんは見せても，これはスイッチ切ってます。
母親を，呼び捨てにする子供なんか嫌だわ，私は。
「○○くんのお母さん，美味しいご飯を奢っていただいて，ありがとうございます。」って，照れて言ってもらったほうが良いなぁー。
ピアノの先生は，まんざらでもなかったらしいけど。
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それから，
レッスンの後，
東京行きの飛行機の中で，素敵な老後夫婦に会った話をされて，
２人で涙を流したの。
６８歳のピンクのフリルのついたお洒落な奥さんと，７２歳の真摯な感じの旦那さんが，お隣に座って，
「これから私達は，東京に住む娘に会いにいくんです。夫婦で旅をするのが一番気楽で楽しい。」って，言われたらしい。素敵なご夫婦だなって，羨ましく思ったそうだ。
２年前に新聞記者をされていた旦那さんを亡くしたピアノの先生は，
あの人が生きていてくれたら，私の隣に座って一緒に息子に会いに行けたのにって，なんだか悲しくなっちゃって・・・・，彼は私と一緒に旅をしたりできる人だったの。と，目に一杯涙をためるものだから，私ももらい泣き。
馴れ馴れしい息子の友人の話が一変してしまった。
普段は明るく振舞って，冗談なんかも言って，元気一杯の先生なのだけれども，
つらい思いを抱えながら頑張っていらっしゃる事を知った。
恋する年下のお医者さんのことだって，その辛さを忘れようとしてのこと。
女王様は，ピアノの先生の見方になって差し上げるつもり。
負けるな先生！