中国政府は未だこの事件の犠牲者数をはっきりと報じていないらしい。
メディアによってもその数は300名~1万名ほどの差があり,どれを信じてよいものか分からない。
実は,
今だったら大丈夫かなと思ってお話しすると,
私の叔母(英国の永住権を獲得してます。これって,英国人と結婚もせずに取得できたことは非常に難しいし稀。)は,
この天安門事件で亡命してきた人とお付き合いをしていた。北京大学の学生だった。日本で言うと東京大学の学生かな?とにかく頭が良くて,将来を約束されていたほどの人材であったらしい。
今は付き合いがあるかどうかは知りません。叔母は未だに独身なのできっと・・・・なのでしょう。
国から追われる身の人間の恋って,経験のない私にとっては映画の中だけのものだと思っていた。だから,叔母に対しては他人と違う何だか分からないけれども羨望の意識があった(まだ私は十代でした)。
命を狙われても貫く信念て,カッコいい。私が叔母の恋人に会っていたとしたらやっぱり恋に落ちていたかもしれない。
今の若者にはないギリギリの選択。
自分のことで一杯いっぱいの若者が多い中で,私はこの事件で尊い命を落とさざるを得なかった若者に敬礼を送る。
もうすでに,過去の出来事として葬り去られようとしているが,女王様は絶対に忘れてはならない事件だと感じる。
今日,一人息子をこの事件でなくした老夫婦がテレビの取材を受けていた。
どんなに辛い思いをされてきたのだろうかと思うとやりきれない。
中国国民は打ち続く文化大革命の混乱に嫌気が差し、文化大革命に一定の距離を置いていた周恩来を尊敬していた。
一人の人間の人民を思う心が,若者達の心の目を開花させていったのかもしれない。
悲惨な結果になったことは,その当時の権力者や指導者が賢明だったかどうかが問われるが,
若者が命を賭してまでも一生懸命に伝えたかったメッセージが,一体何であったのかを学ぶことは大事。
歴史をしっかりと学んで,自身の歴史観や世界観を養うことが,国際人の一歩かもしれない。
女王様もそれがきちんと出来ているかどうかが怪しいので,しっかり勉強していきたいと決意してます。
2ちゃんれるなんかを見ている時間があったら,そうします。