・今日われわれは、賢人の石を発見したと称する錬金術師たちが、たんなる詐欺師であって、 騙された貴族や哲学者、学者が、たんに馬鹿だったにすぎないことを知っている。
―― 『「経済人」の終わり』
・私の知っている一流の教師は皆、子供と大人の区別をしていません。進み方の早さに違いがあるだけです。 中身は大人のレベルです。入門クラスであってもレベルは大人のものなのです。
―― 『非営利組織の経営』
・おそらく今日、高等教育を受けた人の割合が世界でもっとも多い国が日本である。 日本にとっての問題は、いかにして彼ら高等教育を受けた人たちを生産的な存在にするかである。
・自らをマネジメントするということは、一つの革命である。 思考と行動において、これまでのものとは一八〇度違うものを要求する
・社会とは人間環境の「生態」である。
・ 指揮者は、一人の人間を受け入れるために、楽譜を書き直したりはしない。
・成果をあげる責任あるマネジメントこそ全体主義に代わるものであり、 われわれを全体主義から守る唯一の手だてである。
・間違った問題への正しい答えほど始末におえないものはない。
・人を見分ける力に自信のある人ほど間違った人事を行う。 人を見分けるなどは限りある身の人間に与えられた力ではない。
・変化はコントロールできない。できることは、その先頭にたつことだけである。