生活能力がある人,ない人の差 | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

生活能力のある人間は,世の中の動きや情報をきちんと得て行動に移せる人だ。


生活能力がない人間は,


せっかく国や市や町で,あなたの家計をサポートをすると言って出している申請書類を書くことすら面倒でやらない。(そして,支援を受けられる時を逃してしまう。)


授業料の減免制度があるのにもかかわらず,


子供がきちんと親に伝えていなかったり,(高校生でもありますよ。)


子供が,書類を持って帰って伝えたとしても,


親がその書類を書くことが面倒,もしくは必要な書類を取り寄せるために役場に行くのが面倒で提出しないため,


公に受けることの出来るサポートが受けられない人がいる。


このような人たちは,自身の生活において智慧がない。


面倒くさがり人間は,確実に損をする。


送られてきた封筒を面倒で開封せず,活字を読むことが嫌いなためそのままゴミ箱へ。


皆が皆そうではないかもしれないが,生活能力のない人はこのような傾向があると感じる。


自身で判断が出来ない子供達は非常に可愛そうな思いをしている。


人とのコミュニケーションの場があまりなかったり,人と人との結びつきが薄い,つまり社会から外れてしまっている人が,特にこの傾向があったりする。


自分自身が頼りなくても,周りにアンテナを張っている人間がいて,疎い自分にアドバイスなり情報なりをくれる機会があれば,「知らなかった。」などということが起こらないし,時間がなくても自分の代わりになって書いたり提出したりして助けてくれる。


普通の感覚を持っている人であれば,自身が得するような事(努力なしに外から降ってくるようなもの)はするものだ。


生活能力を持って生きていくには,やはり第一に言語能力が大事だ

それから,世の中に関心を持ってアンテナを張り,よい人たちと交流することが大切だと感じる。


なぜなら,


保護者の中に,学費が払えずに大変な状況であっても,こちら(教員)が何度言っても書類を提出しないが為に,受けられる支援を受けずに済ませている親が結構な数いるため,子供達が大変な思いをしているのを実際見ているからである。


子供を自立させるまでは親の義務。


アンテナを張って,受けられる支援は全部受けるべきだと,声を大にして言いたい。