もう何ヶ月も前の話になるが,
オーストラリア人の友人と話をしていたら,
8歳の少女に会って,
友人が話しかけると流暢な英語で返してくるではないか。
女王様は,「あなたは発音がいいですね。英語が話せるの?」と聞いた。
そうしたら,
「うん,2歳からずっと英語を習っていて,個人レッスンも受けているし,パソコンでも勉強しているの。ママもパパも英語は全然話せないけど,私は話せる。」って。
この子供の親は随分と英語教育にお金をつぎ込んでいるのだなと感じたそばから,
オーストラリア人と話をしている女王様を見て,
「あなたも英語上手じゃない。」って。
女王様はなんだかイヤな気持ちになった。
なぜなら,
英語は,8歳の少女に,ちょびっと挨拶が出来るくらいのことで,英語が出来ると錯覚を起こさせるだけのいい加減さがあると感じたから。(日本てそのような本質が見づらい国よね。)
そして,
そのくらいで,英語が出来ると思うなよっと,
決してクラスで自慢するなよと,
優越感に浸って,いい気になるなよっと,
世の中の社会問題を議論できるくらいの知識や経験を積んで,
誰かの為に役に立つ人間に育って,また女王様の前にやってきてくれと!
心の中で思った。
流石に心の中だけで思った。
最後に,「ありがとう!あなたも頑張ってね!」って言ってお別れ。
最高に気分の悪い日でした。
今,そのときの事を振り返ると,
8歳の少女が英語が出来ると錯覚を起こすことが出来るなら,
99パーセント英語アレルギーの15歳達なんかは,
そういった錯覚なんか直ぐに身につけさせることが出来るはず。
英語が出来るかできないかなどは,本人の「錯覚」に過ぎない。
だから,
女王様は,その錯覚を身に着ける手法を僕ちゃんたちに伝授しようと思う。
後は,本当に興味を持った人が自力で伸ばしていけばよいわけだ。
物まねの上手いJ君なんかは,発音などは直ぐにマスターできるはず。
そー言えば,
以前全国大会に連れて行った学生で,勉強一般が苦手で英語の発音もばりばり日本人風だった子がいた。
県で一番になったら,国語の先生に,
「えー,彼は国語は苦手ないのにすごいなー!」って言われていた。
英語が苦手な子も女王様は県で一番にした。2ヶ月付きっ切りだったけど。
国語なんかできなくったって出来ちゃたりする。
「錯覚」そう,イリュージョン,マジックのような感じ。
そう,英語はマジックです。