アメリカのサブプライムローンの問題から端を発し,
アメリカ経済の危機,
リーマンの経営破たんや,株の暴落,失業者の増大
この影響は各国に及んでいる。
実は,一昨年私はハワイに行ったのだが,
そのときにその予兆を感じ取っていた。
ある日,パールハーバーに行ったときのことだ。
ミズーリ戦艦見学のツアーにのって見学しようとバスに乗り込んだとき,
バスからふと外を見てみると,
屋根まで作られ, 完成まであと少しだというところで, 建築を中断されたものすごい数の住宅が目に映った。
何百とあった。
すでにかなりの年月が経っているように思われた家だ。
家が売れないからそのままにしてあったのだろう。
その一年後,サブプライムローンの問題が上がった。
物事にはすべて予兆があり,専門家ですらその行く末を知る事は困難である。
しかし,私はこの件で,予兆を見極めることの大切さを知った。
アメリカ至上主義の崩壊。
もちろんこれからも力を発揮しゆく国であろうが,アメリカ主導は必ずしもではない。
ただ,指導者の質や知識人の多さ,そして支持者の数からして,アメリカの方が日本より魅力的だし力がある。
日本が全然駄目だといっているわけではないが, これで本当に良いのかという不安な気持ちと,自信喪失感は拭えない。
日本人の誇りとかそういったものをどのように取り戻していけるのか,
私も考えているし,どうにかしていきたい。
予兆を見極めること。
これで未来は全て決まってしまう。