香山りかが、私は若者が嫌いと言うなら、私は五十代の人間が嫌い。バブル全盛期でなんでもありだった人種。若い時分、自分達がいい加減だったから、若い人間もいい加減だと先入観を持っている。
今の若者の中には、あなたたちよりマシな人が沢山いる。
若者を侮ったらいけない。
むしろ、若者の中に世の中を変えていく力があることを、私は感じているし、信じてる。
都心で、二十数年前に、教員になった人達は、大量採用なので、先輩教員からの指導を十分に受けていない。大体が我流。教員試験に受かったからといって、本当に教師になれるわけではない。教師とは、同僚達や生徒、保護者によって鍛えられ、その資質を育ててもらっている。すぐになれるものではない。
都会の五十代の教員をしている人達の中には、そういった訓練を受けていない人が沢山おり、自身は全然駄目だったくせに、若い先生方を馬鹿にする人がいる。
私が学生だった二十年以上前、平気で生徒に手を出す教員もよくいた。
そういう人達が、現場をしきる教育委員会や文部科学省にいる。実際、ホストをやっていた人が入っている。若い頃いい加減にやってきた人間は、若者を信じないし、馬鹿にする。
そんな人達は、若者が手を合わせてやっつけてしまえ!
悩んで、一生懸命な君達が主役の時代がやってくる。
私はそう思うし、信じてる。