暗いところで待ち合わせ/乙一【B2021-23】 | 本のうんち(たまにマジでゴルフ)

本のうんち(たまにマジでゴルフ)

人は食べたらお尻からうんちが出るように、本も読んだら頭から感想が出ます

本を読んで湧き起こる喜怒哀楽、蘇る過去の記憶など、自分の心の中を余すところなくさらけ出すことで、気持ちのデトックスをしてみませんか?

 

 

 

 

 

【内容】コピーライトamazon

 

視力をなくし、独り静かに

 

暮らすミチル

 

 

職場の人間関係に悩む

 

アキヒロ

 

 

 

駅のホームで起きた

 

殺人事件が寂しい二人を

 

引き合わせた

 

 

 

犯人として追われる

 

アキヒロはミチルの家へ

 

逃げ込み、居間の隅に

 

うずくまる

 

 

 

他人の気配に怯えるミチル

 

身を守るため、知らない

 

振りをしようと決める

 

 

奇妙な同棲生活が始まった

 

 

 

コピーライト※酒みづき 様

 

 

 

 

【雑感】

 

読後、溢れんばかりの

 

温かい気持ちで心が

 

満たされる…

 

 

この本の率直な感想だ

 

 

 

 

人生の途中で失明した

 

中途視覚障がい者は、

 

 

今まで見えていたものが

 

見えなくなる恐怖心から、

 

引き籠る確率が高いという

 

 

 

また、コミュニケーション

 

能力の低い人は、集団での

 

自分の居場所を見つけられ

 

ず、自分の殻に籠りがちだ

 

 

 

 

いずれも、自ら外界との

 

接点をシャットアウトして

 

しまう

 

 

 

そんな二人が一つ屋根の下
 

気づかないフリをしながら

 

お互い言葉も交わさな

 

まま同居生活を始める

 

ことで大切なことに気づく

 

 

 

必要なのは場所ではなく、

 

自分の存在を許す人

 

なのだと

 

 

 

コピーライトDAYS専門情報!様

 

 

 

 

未だに他人とのコミュニ

 

ケーションの取り方には

 

自信がないが、

 

 

会話がなくても相手がいる

 

ことを認めることはできる

 

し、反対に自らは何も

 

しなくとも分の存在を

 

許してくれる

 

 

人の側に身を置かせ

 

もらうことぐらいなら

 

できるかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

※読後「もう一度人を信じ

 てみよう」と思うことと

 ヤ○ザ映画を見た後、

 肩で風を切り映画館から

 出てくるのは同じだと

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