![]() | 最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫) 554円 Amazon |
【内容】
あなたの余命は半年です
ある病院で、医者・桐子は
患者にそう告げた
死神と呼ばれる彼は「死」を
受け入れ、残りの日々を大切に
生きる道もあると説く
だが、副医院長・福原は奇跡を
信じ最後まで「生」を諦めない
対立する二人が限られた時間の
中で挑む戦いの結末とは
究極の選択を前に、患者たちは
何を決断できるのか
それぞれの生き様を通して
描かれる眩いほどの人生の光
息を呑む衝撃と感動の
医療ドラマ誕生

【雑感】
すべての人間に平等に
かつ必ず訪れる「死」
例えば不治の病に侵された
ことがわかった時に溢れ出る
「死にたくない」という想いを
どのように切り替えて
死を受け入れていくのか
このことを考え始めると、
止めどもなく深い暗闇に
身を投じる感じがする
人は目標を掲げ、それを実現する
ことが生きる推進力となるので
常に目標を持つ以上、
やり尽して思い残すことは
もうないという人は少ないはず
ほとんどの人は、多少なりとも
未練や後悔が残るだろう
自分一人ですべてを成し遂げよう
とすると目標は大きくなり、
存命中での達成確率は低くなる
その考え方を変えて、
連綿と続く人類の歴史の中で
ごく一部の役割を自分が担い
続きは後世にバトンタッチして
いくことで、
自分のパートが大まかに全う
できれば目標は達成したと
解釈できないだろうか
もう完治が見込めないのに
たかだか数か月間の延命の
ために高額な医療費を使い、
死の間際まで痛みや苦しみに
耐える必要があるのか
こう考えて、腹を括れるように
なれば、「死」を積極的に
受け入れることができるはず
久々に泣けたこの一冊から、
暗闇に一筋の光明をもたら
されたような気がした
※悟りきった口ぶりなヤツほど
いざとなると大いに憔悴しき
って悪あがきすると思われる
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