【内容】
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片田舎の小学校に、
東京から美しい転校生・
エリカがやってきた
エリカは、クラスの“女王”として
君臨していたマキの座を脅かす
ようになり、
クラスメイトを巻き込んで教室内
で激しい権力闘争を引き起こす
スクール・カーストのバランスは
崩れ、物語は背筋も凍る、
まさかの展開に―
二度読み必至
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伏線の張りめぐらされた
学園ミステリー
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【感想】
かつて一世を風靡した
刑事ドラマ『あぶない刑事』
舘ひろしさんと柴田恭兵さんの
コンビによる、刑事らしからぬ
当時ナウい言動とオシャレな姿
が印象的だ
このドラマのもう一つの特徴は
毎回のタイトルが漢字二文字で
表されていたこと
今回、この本の雑感にいくつか
の熟語が思い浮かんだので
倣ってみようと思う
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『陰湿』
いつの時代にも「いじめ」は存在
しているが、以前はいじめられる
側にも“逃げ道”が残されていた
ように思う
近代のいじめは肉体・精神の
両面から追い込み、
逃げ道を完全に塞いで
とどめまで刺すところに
陰湿を通り越して凄惨ささえ
感じられる
『錯覚』
トリックが二重三重に張られ
読了後に二度読みさせる技法は
趣向が凝らされていたが、
と似ていて二番煎じ感が漂った
『生硬』
先を読み込ませる勢いがあり
さすが“このミス大賞”受賞作
だけのことはある
ただ、途中で抱く疑問が
最後まで解消されることがなく
その“欠点”は巻末の
このミス選考委員の書評にも
触れられていた
※小さい頃に付け合ったあだ名
は、今にして思えばイジメに
近いネーミングだったと背筋が
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