絵に隠された記憶 熊沢アート心療所の謎解きカルテ/一色さゆり【B2019-78】 | 本のうんち(たまにマジでゴルフ)

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人は食べたらお尻からうんちが出るように、本も読んだら頭から感想が出ます

本を読んで湧き起こる喜怒哀楽、蘇る過去の記憶など、自分の心の中を余すところなくさらけ出すことで、気持ちのデトックスをしてみませんか?



【内容】コピーライトAmazon

絵画療法の第一人者・熊沢が

営む「熊沢アート心療所」


カウンセラーを目指す大学院生・

日向聡子はインターンとして

やってきた


さまざまな悩みを持つ人々の

本心や過去を、彼らが描いた

絵を通して熊沢が見抜き、

解決していく


聡子は、自身の幼少期の記憶が

ないことに気づく


自身の過去を探る過程で、

とある謎に突き当たり――


隠された聡子の過去とは!?



【感想】

本年度(第18回)

「このミステリーがすごい!

大賞ノミネート作品の一つです


絵画療法は「アートセラピー」

とも呼ばれ、病気、精神的外傷や

課題に直面する人々や自己啓発

を求める人たちに、専門的な

関わりの中で芸術創作を治療的

に用いる方法※のことです


※米国アート・セラピー協会の
 定義


コピーライトREADY FOR 様


本作は『このミス』にエントリー

しているため、ミステリーの範疇

に含まれているものの、


殺人事件が起きる話ではなく、

主人公 日向聡子の生い立ちの

謎を、絵を通じて解いていく

という内容です



ただ、のっけから犯罪の臭いが

立ち込めた書きぶりになっている

ので、不穏な感情が入り混じり

ながら読み進めることになります


コピーライト映画の時間 様


最近のレビューではマイブーム

になっていますが、

本書を一言で表すならば

『素敵なミスリード』

というところでしょうか!?





※自身、絵心がまったくないため
 カウンセラーに判別不能の
 烙印を押されるのが怖い方は
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