![]() | 魔王 (講談社文庫) 670円 Amazon |
【内容】
会社員の安藤は弟の潤也と
2人で暮らしていた。
自分が念じれば、それを相手が
必ず口に出すことに偶然気が
ついた安藤は、その能力を
携えて、1人の男に近づいて
いった。
5年後の潤也の姿を描いた
「呼吸」とともに綴られる、
何気ない日常生活に流される
ことの危うさ。
新たなる小説の可能性を追求
した物語。

【感想】
話しの流れ上、政界のこととか
憲法改正論議とか、難しい話が
出てきますが、
著者の伊坂さんはこの物語を
通じて、そういった政治的思想
には、まったくこだわっていない
ことが巻末に綴られていました
おそらく彼が主張したかったのは
国や会社、はたまた学校など、
自分たちが属する世界における
大きな流れに対して、
『偉い人達が上の方で勝手に
何かを決めているのだろう…』
という無関心な姿勢にこそ、
問題を呈したかったのでしょう

漫画『ドラゴン桜』で主人公の
桜木健二は、東大合格を目指す
高校生たちを鼓舞するため、
こう言っています
『社会のルールってやつは
すべて頭のいいやつが作ってる
つまり社会のルールは
頭のいいやつの都合のいいよう
に作られてるんだ』
『ルールが気に食わなくて
てめえの思い通りにしたかったら
自分でルール作る側に回れっ』
少々横暴な言い方ですが、
主張していることは両者同じです

実際、大きな潮流の中で、
自分一人がどうこう言動した
ところで、その流れが変わる
ことはおそらくないでしょう
ただ、そんな中でも大事なことは
忘れないよう、マクガイバーの
ように常々考えておくよう心に
銘じておきたいものです
※自分の人生を見直すために
考え込むと、ついつい居眠り
してしまい、起きた時には
何を考えていたが忘れている
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