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【内容】
遊廓の名残りをとどめる、
大阪・飛田。
社会のあらゆる矛盾をのみ込む
貪欲で多面的なこの街に、
人はなぜ引き寄せられるのか
取材拒否の街に挑んだ12年
衝撃のノンフィクション
【感想】
昭和31年、それまで合法的に
認められていた売春が、
売春防止法により禁止となった。
しかし売春のメッカ『飛田新地』
は現在もなお残っている。
一帯の入口には交番、付近には
警察署があるにもかかわらずだ。
なぜ摘発されないのか
なぜ商売が成り立つのか
なぜ暴力団が介在しないのか
現行法上では、店舗(置屋)は
接待型喫茶店と位置づけられる。
「接待中にお客と店員が恋愛に
陥ってしまうのは自由である」
というロジックから、
お店とお客の間でトラブルでも
起きない限り、警察は介入しない
という建てつけだ
資本主義社会では、商売は常に
需要と供給のバランスの上に
成り立っている
人間の本能の一つ「性欲」を
満たすための需要があるからこそ
置屋が存在しているわけで、
本書中の『必要悪』の表現が
言い得ていて納得できた

世の中、キレイごとばかりでは
解決できないことは確かに
存在するわけで、だからこそ
“目をつぶる”という慣用句も
存在するのだろう
こんな昭和時代の名残のある
ファジーな運用は、
昭和生まれのぼくは
決して嫌いではない
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