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【内容】
商社マンとして定年を迎えた
竹脇正一は、送別会の帰りに
地下鉄の車内で倒れ、
集中治療室に運びこまれた。
今や社長となった同期の嘆き、
妻や娘婿の心配、幼なじみらの
思いをよそに、竹脇の意識は
戻らない。
一方で、竹脇本人はベッドに
横たわる自分の体を横目に、
奇妙な体験を重ねていた。
やがて、自らの過去を彷徨う
竹脇の目に映ったものは――
【感想】
『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞を
受賞された浅田次郎さん作品
だけあって、
情景や感情の表現に難しい漢字
や熟語がたくさん使われていて、
多少読み進めにくい面もある
のですが、
これがいわゆる日本純文学に
触れているということなのかも
という満足感を、勝手な解釈で
味わっていました
脳梗塞で倒れて
外見上は意識不明でも、
頭の中では、未経験の何かが、
訴えかけてくるかのように
走馬燈のように駆け巡ってくる
というのです
小説の中のお話しなので、
真偽のほどは分かりませんが…
楽しかったこと、辛かったこと、
駆け巡る思いは様々ですが、
無意識下で自分の生き方に
影響を与えてきた重大な出来事
だったことには間違いないわけで
それを人生の最期に、脳が反芻
しようとしているのでしょうか
もし自分がそうなったとしたら、
何が頭の中を駆け巡るのだろう
今までに付き合った彼女から
『たいした男でもないくせに、
よくも私のようなイイ女を
フリやがって

って思いっきりビンタされるのも
いいかな
あ
最後の最後、ラスト2ページで
涙腺が壊され嗚咽しました
なぜか好きなもの
どうしてか落ち着く場所には
何かしら意味があるようです

※なぜか狭いところが好きな方は
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