【内容】コピーライトAmazon

琵琶湖のほとり、

田圃の真ん中で派手なネオンを

輝かせる雄琴(おごと)

のソープランド街。


そのひとつ〈城〉の

オーナーに騙され、佐山豊は

東京から連れてこられた。


二十歳の童貞青年は

理不尽な労働環境に悲嘆し、

姐さんたちの身辺の世話に

悶々とする――


彼女たちは汚れているのかはてなマーク


童貞青年が苦悩する

感動青春小説本



【感想】

特急サンダーバードに乗って

湖西線の琵琶湖を望む車窓に

突然、場違いな風景が現れる


それが全国有数の

ソープ街の一つ、雄琴温泉です


特に、夜に通りかかると

田んぼの真ん中に

突如現れるネオン街が、

幻想的を通り越して、

周りとのアンマッチさに

自分の目を疑うぐらいですびっくり

コピーライト大阪スカウト代表のブログ様


本の内容は、

人の闇の部分でもある

風俗業界の裏が垣間見られて、

かなり興味深かったです音譜


あまりに面白過ぎて、

半日で二百数十ページを

一気読みしてしまいましたDASH!



一方でこの本は、

激烈なサラリーマン社会を

生き抜き、出世を果たしていく

弘兼憲史さんの名作

『課長 島 耕作』シリーズに

相通じるものがあります。


組織における処世術が

上手く指南されていて言わば、

『課長 島 耕作 ソープ編』

とも言えますでしょうか


コピーライトmeeti様

主人公 佐山 豊は、

風俗業界で働くにもかかわらず

自身が童貞であることを、

恥ずかしげもなく明らかにし、


自分の弱さを含めて

すべてをさらけ出すことで、

相手の胸襟を開かせて

上手く懐に入り込んでいく



それを策略的でなく、

自然体でできているところが

人たらしたる所以なのでしょう



自分の弱みとは、その特徴を

持っていない人に対しては

強みにもなり得ることがわかり

自分への自信にもつながります