死神の精度 (文春文庫)/文藝春秋
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【内容】
CDショップに入り浸り
苗字が町や市の名前であり
受け答えが微妙にずれていて
素手で他人に触ろうとしない
そんな人物が身近に現れたら
死神かもしれません
一週間の調査の後、
対象者の死に可否の判断を下し
翌八日目に死は実行される
クールでどこか奇妙な死神・
千葉が出会う六つの人生
大場つぐみ・小畑健/集英社
2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016 by AVEX MUSIC PUBLISHING INC.
【感想】
不慮の事故や殺人など突発的な
原因で人が亡くなる場合、
死神が一週間前から調査員を
派遣し、対象者の現地調査の
結果を踏まえて予定通り
死の実行を「可」とするか
「見送り」にするかを
決めているという
これがもし本当なら
事件現場の防犯カメラには
正体不明の男女(=調査員)が
たくさん映っていて警察の捜査
は混乱を極めるでしょう
調査員が「可」と報告した後
対象者がどのように死に至る
のかまでは、ほとんど書かれて
いません
どこか不完全燃焼な気も
しましたが、それがより空想を
かき立てるのかもしれませんし
「可」とするまでの人間模様が
丁寧に描かれているので
これはこれでアリなんだと
思いました
読後、このに続編のあること
を知りました
死神の浮力/文藝春秋
¥780
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「死神の精度」がとても
面白かったので、こちらも
近いうちに読破しなければ