「こんさるたんと」のあたまんなか

「こんさるたんと」・・・。

難しい商売だけど簡単な商売かなって思ってます。

たぶんみ~んな「こんさるたんと」になれる、というかみんな「こんさるたんと」なんじゃない?

ひとりひとり考えていることや気持ちはちがうでしょ。

ぼくはそれを商売にしてご飯をたべている。

そんな僕の「あたまんなか」で何を考えているのか、ちょっとだけ書いてみま~す。

Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

ご無沙汰しています…

非常に長い間、放置してしまいました…

忙しいです。


最近はIPOコンサルだけではなく、

事業再生(会社更生法や民事再生法などの申請)、J-SOX対応のコンサル、M&Aなどの投資銀行業務、MBOのコンサル…

さまざまな顔を持っています(笑)


皆さんから色々質問されますが、十分な返答ができなくて申し訳ありません。

少しずつ答えていきます…。



こんさるたんととして 3

そのクライアントにおいては、質問状が終わりかけたところだった。

今思えば、そのあと「追加質問」とかいって何回か質問状が来たので、

2/3くらいのところだった。

最初、何をしているのか、何を言っているのか、まったくわからなかった。

「きょと~ん」

本当にそんな感じだった。

いきなりトップスピードで走っている車に乗せられて、ハンドルを握れ!といわれている感じだった。

でもこの質問状に関しては、以前からいたうちの社員がメインで仕切ってくれた。

実はこの質問状をこなしているのと同時に、「Ⅰの部」とか、その他申請書類の用意、他幹事(主幹事以外の幹事証券)の対応など、

やることはかなり多い。

その中でも、最初の仕事は「引受審査資料」の作成だった。

引受審査資料とは、他幹事証券に渡す資料で、会社のことを簡潔に記載している資料である。

記載内容もほぼ同様で、どの会社でも同じ記載になる。

だから、証券会社にとっては会社の比較がしやすい。

内容は、上場した際に調達した資金の使途、その細かい計画、企業集団の概況や事業内容、営業の状況や利益計画、直近の財務諸表数値、リスク情報などである。

こんさるたんととして 2

クライアントは証券会社審査の真っ最中だった。

審査は社内体制の整備を行って、必要書類の提出から始まる。

その後は「質問状」なるものが証券会社の審査部から送られてくる。

今はメールなどの電子的方法が多い。

その質問状に答えるのと同時に、ヒアリングが行われる。

社長をはじめ、各取締役、そして監査役、従業員のうち重要なポストについている人、

内部監査室、それに監査法人と主要な取引先。

だいたいこんな感じ。

質問状は証券会社によって違うけど、

少ないところで3回くらい、多いところでは10回くらい送られてくる。

いろいろ経験をつんでいるので、今では質問状を見ると、

その証券会社の審査部がどれくらいの力を持っているか、すぐにわかってしまう。

こんさるたんととして 1

指定された時間に会社にいった。

するとエントランスで待つように言われ、

そこで入社手続きをした。

「さ、いこうか。」

ん。

社内にも入れないの???

「あの~すいませんが、みんなに挨拶くらいしたいんですけど…。」

わがまま(?)を聞いてもらい、エントランスから中に入って挨拶をした。

「今日からお世話になります、○○です。よろしくお願いいたします。」

雰囲気は悪くなかった。

で、そのままクライアントに直行。

このときは思っていなかったが、自分の会社に戻るのは月に1回くらい。

今はもっと少なく、二月に1回くらい。

そういう仕事みたい。

クライアントの状況は、というと、

証券会社審査の終盤に差し掛かっていた。

IPOの流れは大雑把にいうと、以下のようになる。

監査法人によるショートレビュー


主幹事証券会社の決定


主幹事証券会社の審査


OKがでると、取引所審査


取引所審査でOKがでると、約1ヵ月後に上場

こんな感じで流れていく。

こんさるたんとへ・・・10

「では、来月(1月)から。」

そんな話で終わった。

家に帰り、親と相談する。

結論は、自分でいいと思ったらいけばいいじゃん!

これだった。

今回は断りの電話を入れず、入社することにした。

入社にあたり健康診断書とか住民票など、必要書類があり、それを用意することにした。

あと2週間か~

そんな気持ちで待っていた。

そんなこんなして、毎日を過ごしていたら、突然携帯に知らない番号からの着信があった。

「はい。」

「あ、○○株式会社の○○ですけれども・・・。」

あの3738才くらいの男性からだった。

内定取り消しか???

そんな事が頭の中に浮かんできた。

「実は、1月からではなくて年内に来て欲しいんですけど。」

びっくりした。

まだ、何の準備もしていなかったし、なにより心の準備ができていなかった。

でも

「わかりました。いつからですか。」

27日からお願いしたいのですが・・・。」

「わかりました。行きます!」

この電話をもらったのがクリスマスイブの1224

サンタさんからのプレゼント(?)だったのでしょうか・・・これは今でも疑問です。

まぁ、ここから僕のIPOコンサルタントとしての生活が始まります!

こんさるたんとへ・・・9

面接から1週間ほどして、電話が来た。

いったん会社に来て欲しい、と。

で、行ってみることにした。

行ってみると、1回目&2回目の面接でいた3738才くらいの男性がいた。

「○○さんのことをIPO事業部で採用したいと思います。」

そう告げられた。

なんだかんだここまであって、考えなければならないことも色々あったけど、

「ありがとうございます!」

とだけ答えた。

結局社長は5分だけで自分のことを採用することを決めたのか。

でも、それくらい決断が早くないと上場なんてできないのかもしれない。

今の仕事をして、色々な社長に会って話して飲んでわかったことだけど、

上場できるかどうかのひとつに、社長の決断の早さがあると思う。

決断をすることは非常に労力がいると思う。

社長が決断をするということは、その会社の決断であり、方向付けである。

社員だけではなく、その家族も含めると、社長の決断と言うのは非常に大きな意味を持つ。

それが早くできるかどうか、ということは非常に大事な要素のひとつである。

もちろん、直感だけでそんな決断をすることはできない。

逆に言うと、直感だけで決断をする社長には従業員もついていかないだろう。

的確な、かつ、早い決断をする社長は、やはり常々勉強をしている。

そして、様々なことを考え、想定している。

これがあるから決断が早くできるのだろう。

採用することを告げられ、その後は待遇面の話合いだった。

ひどかった・・・。

給与に関しては、いくら出したらいいかわからないから、とりあえずこの金額で~、

3ヵ月後には正社員になるので、そのときにもう一回給与を見直します、そんな感じだった。

(結局その後13ヶ月、見直されることはなかった・・・こっちからいくらその話をしても、あっそうだね!ちょっとまってて!といわれ続け・・・ついには忘れ去られた・・・)

こんさるたんとへ・・・8

で、今度は次の日に電話がかかってきて

「次の面接の件ですけど。」

といわれ、またまた思わず、

「え?通ったんですか?」

と聞きなおしてしまった。

やっぱり最初に言うべきでしょう~。

しかもその電話で

「次が本当に最後なんですよね?次は社長が来るんですよね???」

と言ってしまった。

「はい。そうです。」

も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~も~

牛になってしまいそうです。

面接に行ってみると社長ともう一人若いお兄ちゃんがいた。

入社して聞いたのだが、若いお兄ちゃんだと思っていたのだが(大学院生に見える。今でも)、実は38才の子会社代表取締役だった。

今はこの人の下(?)について、かなり自由に働いています・・・。

最初に社長から色々聞かれ、同じ大学出身だということで盛り上がり、かなり臆せず(もともとあまり臆さないけど)にしゃべってしまった。

5分くらい盛り上がってしゃべり、

「ん、わかった。私はもういい。○○君、質問があったらしていいよ。」

社長はそれ以降、僕の面接をじぃ~っとみていた。

その後は普通に面接を終え、帰宅することになった。

でも、そのときはかなり心配だった。

あまりに盛り上がりすぎて失礼だったんじゃないか、5分だけで全てを見切ったということは、「ダメ」と言うことなんじゃないか。

しかし次の日には「まぁ、これが自分なんだし、これを認めてくれない会社に入社してもきついだけだからいいか」と吹っ切れてはいたけど。

こんさるたんとへ・・・7

当日面接に行くと、前回の3738才くらいの男性と、最初にいた若い(?)男性が座っていた。

あれ?社長は???

淡々と面接が進んだ。

特に聞かれたことはなかった。

淡々と仕事をするのが好きか、それとも一気に仕事をしてドンと休むのが好きか。

(もちろん後者です)

とか、最初に面接で聞かれたことを繰り返し聞かれたし。

いまだからいえるけど、結構失礼だと思った。

社長面接といいながら社長はいないし。

その話もない。

ムカついてきた(?)ので、面接の終わりの方で、

「今日は社長面接で、今日が最後の面接だと聞いているのですが、今回最後ではないですよね。後何回面接があるんですか?」

と聞いた。

「次回が社長面接になります。」

とだけ答えてきた。

なんなんだ、この会社。

そんな思いでいっぱいだった。

その思いは入社してからも消えず、直接若い(?)男性に聞いてみた。

「いや、じつは・・・社長の用事が急に入ってしまって・・・でもその日面接があったし・・・断るのも失礼だと思ったから・・・」

はぁ~これが今の僕の会社です。

こんさるたんとへ・・・6

ちょっと偉そうだったかな、と思った(後々だけど)。

でも、最初からそういう気持ちだった。

仕事をするなら誰かの役にたちたい。

そのためには自分に専門知識を植え付けなければならない。

その上で困っている会社を助けてあげたい。

常にこんなことを考えている。

一回目の面接が終わって2日くらいした後、また電話がきて

「次の面接の件ですけど。」

といわれ、また思わず、

「え?通ったんですか?」

と聞きなおしてしまった。

やっぱり最初に言うべきでしょう~。

二回目の面接は社長と行うといわれた。

上場会社の社長なので、さすがに緊張した。

しかも、最後の面接だという。

色々考えた。

結果、そのままの自分でいくしかないかな、と。

で、面接の日を迎えた。

こんさるたんとへ・・・5

テストの結果、次に進むことになった。

テストの日から一週間後、一回目の面接を受けることになった。

電話で

「次の面接の件ですけど。」

といわれ、思わず、

「え?通ったんですか?」

と聞きなおしてしまった。

まず最初に言うべきでしょう~。

面接に行ってみると、3738才位の男性と50才そこそこ位の男性が座っていた。

面接の内容は「IPOって知ってる?」(3738才くらいの男性)、

ERPって知ってる?」(50才くらいの男性)

ということだった。

正直ERPなんて知らない。

でもある程度本を読んで(立ち読み)知識は得ていたからそこそこ答えられた(はず)。

IPOに関してはある程度知っていた。

淡々と面接が終わって、

「う~ん、どうかな・・・」と言う感じだった。

手応えがない。

でも後で考えると、IPOに関して熱くしゃべっていたかもしれない。

IPOについてのイメージを聞かれた。

「どんなイメージをもってます?」

「経営者の“夢”ですよね。株式公開できる会社はごく一部です。私はその“夢”をかなえさせてあげたい!」

こんなことを答えた。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>