僕は明るいです。
暗い時もたまにはあります。
だけど、それを このブログを読んでる人に見せる事は ほぼ無いと思います。
福岡でバンドをやってる時
ライブに毎回来てくれる一人の少女がいましま。
その子は、人よりふくよかで
自分に物凄いコンプレックスを抱えていました。
若い僕からしたら
だったら痩せればいいのに。
ぐらいにしか思いませんでした
だけど、その子は僕たちを応援してくれてました。
物凄い感謝です。
若い僕は、自分の想いのままに曲を作り
人の事なんて考えて曲を作った事がなかった。
その少女は、歌詞が好きだと褒めてくれた。
僕が書いた歌詞だったから、凄く嬉しかった。
だから、僕は少女に言った。
あの歌詞の意味が分かるなら、痩せればいいじゃん。
軽い一言。
人を傷付けるには、充分な一言。
それが、原因かは分からないけど
だんだん顔を見るペースは減っていった。
一年もすれば、全く見なくなったその子は
噂によると、痩せて綺麗になって夜の世界で働き
同業の男性と付き合っているそうで。
幸せならいいなー。と思っていた。
またしばらくして次の噂を聞いた。
精神的に参ってて、薬を飲んでいるそうで。
若い僕は、正直 そういう気持ちは分からないと思った。
またしばらくした次は
噂ではなく、事実を突きつけられた。
少女は自ら命を絶ったと。
すべてが、そこでストップした。
これから、歩むであろう人生も
何もかも。
悲しかった。
僕が作った曲を好きだと言ってくれる人が死んだ。
なんでだろう。
あの一言が少女の人生を変えてしまったのかな?
誰にも分からない。
その後 僕が書いた曲は全く変わっていた。
誰かの為に作っていた。
歌が誰かを救えるとも思わないし
長い人生に関わるたったの数分。
そんな事 僕だって知ってる
だけど、何かのキッカケにはなるかもしれない。
曲の説明をするのは簡単。
答えを出すより、答えを探す方が面白いと思わないかな。
感じ取る事の大切さ。
だから、僕はコンプレックスを否定しない。
誰にだってある。
自分だけだと思うな。
完璧な人はいないから、身を寄せ合って生きていけるんだ。
自分のコンプレックスがどうこう言えるうちは、まだ幸せ。
そんな昔話でした。
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