悪意のある弁護士のビジネスモデル | マーケティングは愛だよねぇ

悪意のある弁護士のビジネスモデル

こんなビジネスモデルの話を聞きました。


借金で困った人が、ボランティアぽいイメージを出しているNPO法人に相談します。

そして、NPO法人は、弁護士に相談者を紹介します。

弁護士はNPO法人に紹介料を支払います。

NPO法人から紹介を受けた弁護士は、依頼を受け債務整理をします。

そして、依頼者にかなり高い報酬を請求しています。



いわゆる過払い金が200万円生じたとすると、普通の司法書士や弁護士は、過払い金の20%の40万円を報酬としますが、この弁護士事務所では過払い金の 80%の160万円が報酬です。


その差は、120万円です。



弁護士の言い分は、
「借金で苦しんでいた人が、借金が無くなり40万円もらえるんだから喜ぶよ」



確かに、何も知らない依頼者は、借金が無くなった上に、40万円もらえるのですから嬉しいですよね。




でも、このビジネスモデルは悪意がありませんか。

違法性も十分にあります。

マーケティングも、行き過ぎるとこうなるのでしょうね。






様々なビジネスモデルがありますが、相談を受けて依頼を受けサービスを提供する士業のサービスの報酬は、ある程度高い方が理想的であると考えます。



理由としては、提供するサービスは高い品質であることが求められるからです。

どうしても、報酬が低いと、サービスの質は低下します。





知り合いで、人柄の良い弁護士や司法書士を見ていると、報酬が安いケースが多いのですが、事務所の経営はかなり厳しく、事務所のスタッフも大変そうです。


そのような事務所には、このような共通点があります。


・サービスの品質が悪いのでお客様からの紹介が少ないです。

・広告宣伝費にかけるお金もありません。

・スタッフは忙しく安い給料で辞めていき、新しいスタッフを教育するのにお金も時間もかかります。


負の連鎖になっていますよね。




お客様に安価で質の良いサービスを提供しようとしているのは理解できるのですが、その通りにはいきません。






先のNPO法人を活用した弁護士事務所のような報酬はいかがなものかと思いますが、お客様は満足し、お客様からの紹介は多数あります。


普通よりかなり多くの報酬を請求されているのに、本人は気づいていません。
でも、サービスに対して満足度は高いです。



私は、このようなビジネスモデルは嫌いですが・・・・・






確実に言えることは、士業の一般的な業務において、品質の良いサービスが提供できるような報酬をいただかないと、経営は確実に苦しくなることです。


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