先日、暇潰しに立ち寄った本屋で見つけた新刊があった。
著者で読み込んだ二人の新刊が並んで平積みになってた。


新刊が出てる!と手にとって開いたものの、
そのまま図書館の蔵書を検索。
二冊とも蔵書にあって帯出可能だったので、
最寄りにない方は予約を入れて取り寄せ、
最寄りにあった方は翌日に借りて来た。



で、借りてきた方を読み始めたのだけど、
なかなか読み進まない。
製薬メーカーの創薬に関わる話。
ここには読み進むエネルギーがないように感じて放置、
その内に取り寄せていた方が届いたと連絡が来て、
そっちに向かったら一日で読み終えた。



『ソバニイルヨ』喜多川泰 著



AIの研究者が、息子に「アイを伝えるため」にプログラムしたロボットの話。
十代向けといえばそうなのだけど、
最後に『アイ』を【愛】だと思っていた息子に、
自分が伝える『アイ』はそれではないとロボットが言う。



【哀】を知り、【優しさ】を手に入れるまで


それが父から息子へのプログラムだった。
哀を知ることで、同じ哀しみを経験した人の心に寄り添うことができるようになり、優しくなれた。



別れという【哀しみ】に向かってプログラムはスタートした。
そこに延長はないことをロボットは理解しているけど、
人間は愛着が湧くと執着して、何とか延長できないかと粘る。



【出現】したことで周波数が変わり、
【去る】ことで依存を避け自立を促す。



【去る】状態とは、最初に設定された目的が達成された状態。
その状態になれば【去る】ための状況が訪れる。
目的を達成するよりも【延命】することを優先すれば、
それはシステムの暴走になるし、そうならないように作られている。
だから、依存する側とは対照的に【去る】ことへの抵抗がまったくない。



これって、わたしが繰り返して来たこととシンクロしてる。
【去る】時には執拗な引き留めに合う。
執着の反応が現れる。



それに応えていた過去があった。
そして応えなくなった今がある。



そこに出現した目的さえ果たせば去る。
その場の周波数を上げたらもう自立させる。
居座るために出現したのではなく、去るために出現する。
去れる状態を達成するために出現する。



周波数を上げる
それが出現する目的
そして去る=自立させる



やっと安定したと思ったのに。
いつも言われることだけど、
そのクセが何だったのか、ようやく見えてきた。
目的さえ果たせば、もう離れたくなる。
エネルギーを感じなくなる。
すなわちプログラム終了。



そして今、どこを【去る】のだろうか。
どこに【出現】するのだろうか。




この新月に想う。



新月