以前読んで良かった小説の著者による新作があるのを知って、
図書館の在庫を確認して借りました。
ゴールデンウィークに読めるだろうと思って。



ところが、いざ借りて来て、初めの二、三ページを読んで、
読み進むことが困難だと感じました。
そこに描写されている世界を想像することにシャッターが下りるのです。




最後の方に移ってみると、ああこんな結末かと受け入れられるのですが、
それでまた導入部分に戻ると、気が重い。
もう返却ポストに返してしまおうとバッグに入れていたのに、
入れ忘れて帰った日、ブログにピックアップされてるのを見つけました。
だろうね、と思ったものの、それでも読めませんでした。
だから今度は図書館に出向いて、
新たに浮上した本と引き換えしてきました。




『いいかげんワールド』眉村卓




なぜこれが浮上したかというと、最近読んだ記事のキーワードに、




『開示』




という言葉があって、『いいかげんワールド』の空想世界が、
その空想主の若葉快児の名を取って【カイジワールド】だったからです。




実のところ、【カイジワールド】の【カイジ】は、
【情報開示】の【開示ワールド】
ではないのかなと繋げてみたのです。




これは再読ですが、やはり面白くて何の抵抗もなく読み進みます。
義務感のカケラもなく楽しく読める。




一方、前述した新作は、義務感を伴うもので、
結局義務感には従えませんでした。
重苦しい未来を想像することには従えませんでした。




以前はできただろうに、
もはやその周波数にチューニングすることが出来ない。
抵抗が大き過ぎて断念、却下してしまうのです。
それが今のわたし。
チューニング出来なくて上等なのだと、
自分の変化を大歓迎します。




照れニコニコ