サナギが解体されて現れたのは、
共同体仕様だった。
昨日まで繰り返し微調整が施され、
今日は今年のカレンダーを壁に貼った。




カレンダーを壁に貼るスペースが生まれるなんて、
サナギの意識ではあり得なかった。
こんな狭苦しい部屋では、
誰かを呼び込むスペースなんて作れない。
そう思い込んでいた。




ところが、一旦解体されてみるとみるみるスペースが生まれ、
狭苦しさなんて見当たらない広々とした部屋に生まれ変わった。
そして、あまりにも余白のある壁のスペースに、
そのために用意して置いたかのような一枚のカレンダーを貼った。




それで微調整は落ち着いた。
昨日一昨日に感じたような感動的な新鮮味はもうない。
そしてちょっと体調不良を起こしている。




今日のわたしはもう、昨日までのわたしとは違う。
直面するまでは昨日と同じつもりでも、
直面したらその反応が変わったことに気づく。
直面して初めて意識が上書きされる。
共同体仕様になってるんだと。 




こんなにもスペース感を反転させることができた今のわたしなら、
直面するごとに反応は反転していくだろう。
共同体仕様の現実へと反転していくだろう。




とにかくは静養。
ひたすら眠るのみ。